【秋葉原本店】昨日はSonus faberの最新モデルGUARNERI evolutionのイベントがありました!
みなさんこんにちは、アバックGraudioの福田です。
今日は昨日行われた「Sonus faberの最新モデルGUARNERI evolution」の試聴イベントを簡単にレポートしてみたいと思います。
1994年にデビューしたGUARNERI Homageから3代目にあたるevolutionの音を検証致しました。
GUARNERI evolutionの特徴:
台座が大理石から御影石
台座とスタンドの間にクッション機能(ローバイブレーション・トランスミッション)を採用し振動をカット
7mm厚鏡面仕上げアルミ合金を配しキャビネットを強化
ツィーターがリングラジエターからソフトドームに変更
使用機器:
Pre Burmester 099
Power Burmester 036
Player Burmester 061,OLIVE OLIVE6HD
それでは早速聴いてみましょう。
バイオリン:ヒラリー・ハーン:バッハ
とても切れがありかつ艶もある滑らかな音にハットさせられる。一本芯がしっかり通っているヌケの良さは圧巻である。
女性ボーカル:手嶌葵:The Rose
透明感バツグンの歌声に息を呑む。あたかも目の前で歌っているように聴こえる実体感は凄いとしか言いようがない。
男性ボーカル、ディオ:Dynamic Voice:Medley: Besame Mucho / Contigo Aprend / Amigos Para Siempre
タイトで重量感のあるドラムをベースに叙情詩的に歌い上げる歌声は感動的でさえあり、この説得力に言葉を失う。
チェロ:BEETHOVEN CELLOSONATEN
音が粒だっており深みのある演奏である。荒々しさと優雅さを非常に高次元で融合させている。
コントラバス:ゲイリー・カー:アルビノーニのアダージョ
弦の倍音の美しさが際立つ。時に力強く、時に艶めかしいコントラスト豊かな表現が聴く者を陶酔させる麻薬的な魅力を持つ。
ここでプレーヤーをOLIVE6HDに替えハードディスクからの音源を聴く。
ジャズ:THE OSCAR PETERSON TRIO:Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars) 44.1kHz/16bit
低音の解像度が物凄く、まるで手に取って見れそうである。シャープで小気味良い音に体が自然に揺れる。
ジャズ:吉田 健一:Shinny Stockings 96kHz/24bit
音数も多く、ハイレゾ音源らしくダイナミックレンジが広く、空気感までもしっかり伝える。新しいGUARNERIの進化が見えた。
ロック:Eric Clapton:Tears in Heaven
ギターの微小音まで克明に描き出す。この高解像な音は聴き手にもそれなりの姿勢を求めると思われる。
クラシック:ウイーンヒル:シューベルト:Symphonies9
各楽器の位置までもしっかり分かる定位の良さ。壮大で優雅な演奏はここでも健在でまさにGUARNERIの音である。
クラシック:ANTONIO PAPPANO:Tchaikovsky4
音の持つ陰影の表現が見事である。表情が豊かで音楽の持っている情熱をしっかり伝える。
女性ボーカル:ENGLESKYTS
重厚なパイプオルガンと透き通るような歌声が聴く者を厳粛な気持ちにさせる。奥行き感ある広大なステージはここでも麻薬的である。
総評:現代に適応した懐の深さも持ち合わせているが高解像度で鮮烈かつ優雅な音は唯一無二であり、一度聴くと元に戻れないような陶酔力を持っています。
進行役をしていただきました株式会社ノアの牧野さん、有り難うございました。
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