昨日はNISSHAのアンプの試聴会がありました!
みなさんこんにちは、アバックGraudioの福田です。
昨日はNISSHA技研のアンプYN-2002Mexcellent-2、YN-2002Cexcellent-2の試聴イベントがありましたので簡単にレポートしたいと思います。
まずはNISSHA技研のポリシーから:
■安井章氏の30余年間の開発集大成回路技術をベースにメーカー技術との融合。
■必要以上の物量は搭載せずに、価格は極力抑えながらも音質を最優先する。
■シンプルイズベストを徹底し、一切の余剰回路を使わない。
■ノイズ対策・立ち上がり特性を重視した安定化電源搭載。
それでは早速聴いてみましょう。
女性ボーカル:ノラ・ジョーンズ:come away with me
歌声の実体感に圧倒された、低音もよく制動されタイトな音の塊が体に刺さってくるようだ。声の吹き抜ける感じに聴き入った。
ジャズ:後藤 昌広:some day you'll be sorry
ここでも出てくる音は鮮烈で体を突き抜けて行くようである。ホーンの切れ味、ボーカルの厚みも十分で802DIAMONDが完全に制動されている、躍動感に富んだ音が聴けた。
クラシック:マラー交響曲第二:ショルティ
超重低域までしっかり再現された壮大な演奏である。まるでサブウーハーが鳴っているかのような低音は圧巻であり、瞬発力にとんだハイスピード音を楽しんだ。
女性ボーカル:Eva Cassidy:songbird
ヌケの良い透明感豊かな歌声が、十分なパワーを伴って展開。声の浸透力が抜群である。
クラシック:ロッシーニ歌劇:アルジュのイタリアの女
各歌い手の位置がはっきり分かる定位の良さと、適度なホールエコーを含んだ歌声は、まるで目の前で歌っているようだ。
ポップ:矢沢 永吉:背中ごしのアイラブユー
強烈な低音のビートに体が揺れるようだ。まさに音の塊を体で感じた。802DIAMONDの低音を完全にコントロールしていた。
ジャズ:綾戸 智恵:テネシーワルツ
伸びの良いシャープな歌声が時にパワフルに、時に哀愁をおびて聴く者を引き込む。
女性ボーカル:Susan Boyle:I dream a dream
曇り一つない抜群なヌケの良さはこのアンプの特徴みたいだ。背景の演奏も十分厚みがあり伸びの良い歌声を盛り上げている。
男性ボーカル:ブルボリューション:サウンド・オブ・サイレンス
重心の低い渋い歌声が訴えかけれくるように聴き手の心に沁みこんでくる。この説得力のある表現は必聴物だ。
女性ボーカル:サリナ・ジョーンズ:A列車で行こう
ご機嫌なスイングを堪能した。軽快かつゴージャスな演奏はここでも躍動していた。
総評:強烈な駆動力をベースにハイスピードかつ鮮烈さを兼ね備えている音は、他の国産アンプでは味わう事が出来ない魅力がある。製作者のポリシーがしっかり音に反映された素晴らしい音であり、個人的に大変好みの音である。
進行を務めて頂いたニッシャ技研の西村さん、有難うございました!
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