LVP-HC9000Dのイベント報告&バージョンアップの詳細です
最近は、えぞ菊の旨辛味噌ラーメンにはまっている渡部です。
バージョンアップが開始された三菱のLVP-HC9000Dのイベントを10日に行いましたので、簡単に報告させていただきます。
いつも人気の三菱イベントは、今回も大盛況でした。
司会はおなじみ、三菱電機の佐藤さん&AV評論家の堀切さんのコンビです。
スクリーンは、秋葉原本店初お目見えのスチュワートの新型スクリーン「HD170-5D」です。3D再生に適したピークゲイン1.7という明るさを持っています。2D再生ではややぎらつくところもありましたが、3Dでは力強い映像を見せてくれました。今回は120インチパネルタイプを用意しました。
堀切さんの進行で、2Dのデモからスタートしました。
今回はFRC(フレームレートコンバーター)をメインにしたデモということで、発売前のイベントでも流した、WOWOW録画の「キングコング」「プライドと偏見」を挨拶代わりに再生しました。
※FRC=ガタツキや動きボケを解消する為に、映像フレームの間に新たなフレームを生成する機能
必殺超高画質ソフト「エクリプス」でも、FRCは効果を発揮します。
ゆっくりカメラが動くところでは、良質に処理された24pダイレクトのフレーム等倍再生を彷彿とさせる、滑らか且つ実体感のある映像になります。
また、人物と背景との間に自然な奥行き感が生まれるのは、LVP-HC9000Dに搭載されているFRCの素性の良さなればこそ。
フルCG映画「ランゴ」で見せる、強調感の無い輪郭と滑らかな階調表現で見せるアナログ的な映像は、LVP-HC9000Dの真骨頂です。
第82回アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した「瞳の中の秘密」のWOWOW放送版では、サッカー場の俯瞰ショットから始まるワンショット長回しのシーンを再生。
放送の場合、規格に合わせた2-3変換による1秒間60コマ表示により、通常のジャダー(ガタツキ)に加えて、2コマ3コマの不規則なコマ数からくるガタツキも発生しますので、さらにFRCが重要になります。
「トゥルーフィルム」モードでは、逆2-3変換により元の24コマに戻し、そこからフレーム補完をするという手の込んだ処理が行われます。
LVP-HC9000Dの映画用のFRC「トゥルーフィルム」の優れている点は、ジャダーの残し具合のさじ加減が絶妙なことです。ある一定以上の速い動きに対しては、適度にジャダーを残して、フィルム感の喪失を抑えます。
そして、いよいよ今回のバージョンアップにより可能になった3D-FRCの視聴に入ります。
まず初級編として堀切さんが用意したのは、ディズニーアニメ「美女と野獣」です。
これで3D-FRCの効果が分からなければ帰ってください、と言わんばかりの分かりやすさ。3D-FRC無しでは文字通りのガタツキ具合を見せてくれます。3D-FRCを入れたとたん、会場に「おぉっ」という声が響きました。
「ヨギベアー」のショッピングカートに乗った熊が坂道を横切るシーンや、「トロン・レガシー」の冒頭を見終わって、「ナルニア国物語 第三章」の頃には、皆さんFRC無しでは見れない“フレーム補完目”になっていたんではないでしょうか。
3D再生の4大悪、2Dに対しての「輝度落ち」、シャッター開閉による「フリッカー」、左右の映像が混じる「クロストーク」、立体視を阻害するガタツキ「ジャダー」のなかで、今回のバージョンアップにより「ジャダー」が抑えられるのは大きいと思います。
今年発売のモデルを見ても、3Dでフレーム補完が可能なのは、ソニーのVPL-VW95ESのみですので、まだまだ貴重な機能と言えそうです。
これからLVP-HC9000Dをご購入予定の方は、既に3D-FRCが組み込まれています。
しかも、只今LVP-HC9000Dは、¥398,000で下取¥100,000UPという恐ろしいセールをしておりますのでお得感抜群です。
既にお持ちの方も、アバック購入なら無償でバージョンアップが可能です(片道の送料のみご負担いただきます)。
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一旦お送りいただくのはお手間の掛かることですが、今回のバージョンアップではかなり大幅なソフトの書き換えを行う為、このような形になってしまったそうです。書き換えできる機械が大阪にしかないとのことなので、ご理解いただければと思います。
これから、お店の展示機も順次バージョンアップしていきますので、完了しましたらお知らせいたします。
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