エプソンのEH-R4000イベント報告!!
今年一番楽しみな映画は「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国」の渡部です。
遅くなりましたが、「EH-R4000視聴会」の報告をしたいと思います。
司会・進行は、AV評論家の小原由夫さんです。
小原さんも冒頭おっしゃってましたが、当日のデモ機が配送中のトラブルにより、かなり大きな画素ズレがあった為、持てる力を発揮することができなかったのが残念です。
それでも、そのポテンシャルを窺い知るだけの映像は見せてくれました。
最初に再生した「ノーカントリー」でも、それは分かります。
写真では見えませんが、暗部の階調や情報量もさることながら、一番印象に残ったのは、白ピークの抜けの良さです。今回のイベントでは、オートアイリスはすべてOFFにしましたが、ネイティブコントラスト40000:1の威力は凄まじいものがあります。さすがにこのコントラストは、透過型液晶では出せません。ちなみにフレーム補完もOFFです。
「アバター」でも、狼型の生物の、暗い中での皮膚のテカリ感で実感できます。
BS-hiのヒッチコックの「めまい」では、レストアされた映像の高画質が実感できます。
密度の高い映像は、紛れも無く反射型のものです。動きに安定感があり、被写体が浮き上がって見えるのは、新しく搭載されたHQVのプロセッサーVidaの恩恵もあると思われます。しかし放送とは思えない高画質に驚きました。小原さんに確認し忘れましたが、おそらくBDに直接録画したものだと思います。
サイトウキネンオーケストラのコンサート映像では、あまりイベントでは使わない「リビングモード」を使いました。
黒と白のコントラスト、金属の質感等は、シアターモードで見るよりもいい感じです。リビングモードでも、色のバランスが崩れないのは流石です。こういうところも手抜きは一切ありません。
究極の黒再現力が必要な「キルビル2」の棺桶のシーンは、今まで見た中で一番きっちり見えたかもしれません(さすがに暗すぎて写真には写りませんでした)。
WOWOWの「レミーのおいしいレストラン」でも、CG独特のツルッとしたテカリ感が、透過型との違いを見せます。
最後は、満を持して発売された正式版の「セブン」です。
ジョン・ドゥの室内など、暗部の情報量も凄いですが、今回反射型になって、白ピークととも一番変わったなと思うのは、24pダイレクト表示の効果がより実感できることです。ゆっくりと動く場面の安定感、奥行き感などは、いままでのエプソンプロジェクターとは一線を画します。
イベント後にフレーム補完をチェックしてみましたが、「弱」の効き具合がよりフィルムライクになり、ほぼ違和感を感じなくなりました。EH-TW4500の「弱」は、個人的にはやや強いかなと思っていましたので、この変化は大歓迎です。
設置性の高さや、シネスコスクリーンを想定した「レンズポジションメモリー」等の機能も、見逃せないポイントになると思います。
ライバルのビクター、ソニーは3D搭載ということもあり、そうとうな激戦になると思いますが、最強のデバイスを手に入れて、思う存分画作りが出来るようになったエプソンの2D画質が、どこまでユーザーの心に響くかが鍵になると思います。
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