DLA-HD550・950スペシャルチューニングモードは凄かった!!
宇都宮で餃子を食べまくってきた渡部です(ミーハーですみません)。
9月12日に秋葉原店限定で行われましたDLA-HD550・950スペシャルチューニングモード搭載機・視聴&即売会 のスペシャルチューニングモードの解説です。
スペシャルチューニングモードとは何かと申しますと、DLA-HD950・DLA-HD550の開発の中で、開発者は気に入っているのに発売に間に合わなかったり、惜しくもコンセプトの違いにより採用されなかったモードを特別に復活させていただきました。
具体的には、「ガンマ」と「色温度」をユーザーでは触れない細かいポイントで調整し搭載しています(DLA-HD950はカラーマネージメントも)。
それぞれ「カスタム1」「カスタム2」「カスタム3」と3種類用意しました。
「カスタム1」「カスタム2」はシアター系、「カスタム3」はステージ系のモードです。
「カスタム1」を画質モードのユーザー1に入れて、シアター1のデフォルトと比較します。ソフトはブルーレイの「オペラ座の怪人」です(デジカメの映像なので、実際の色とは多少異なりますのでご了承ください)。
DLA-HD550(シアター1)
DLA-HD550(ユーザー1)スペシャルチューン
全体の緑かぶりっぽい部分が取れ、白側のパワーが上がり、色付きも良く華やかになります。
DLA-HD950(シアター1)
DLA-HD950(ユーザー1)スペシャルチューン
こちらも同様のコンセプトですが、顔などの白ピーク付近の平坦に詰まってしまったガンマが改善され、微妙な陰影や肌色が出るようになります。また、引き込みが早く潰れ気味になっていた黒も見通しが良くなっています。
今度は別のシーンで
DLA-HD550(シアター1)
DLA-HD550(ユーザー1)スペシャルチューン
全体的に華やかになっているのが確認できます。
DLA-HD950(シアター1)
DLA-HD950(ユーザー1)スペシャルチューン
微妙な陰影が改善されています。
DLA-HD550(シアター1)
DLA-HD550(ユーザー1)スペシャルチューン
鎧の金色が、より金色らしくなっています。
DLA-HD950(シアター1)
DLA-HD950(ユーザー1)スペシャルチューン
こちらもより金色らしくなり、HD550のユーザー1ではやり過ぎの感もある赤が、カラーマネージメントにより、自然な色に補正されています。
最後にそれぞれのガンマカーブを参考までに載せます。
DLA-HD550のシアター1のデフォルトガンマ「C」
DLA-HD550の「カスタム1」
白側をグッと持ち上げています。
DLA-HD950のシアター1のデフォルトガンマ「B」
DLA-HD950の「カスタム1」
S字をややなだらかにしているようです。
どちらが正しいという物ではありませんが、DLA-HD950・DLA-HD550のコンセプトは、ナチュラルでモニター調な画でしたので、やや地味に思う方もいらっしゃると思います。こういう映像モードもホームシアターの楽しみ方の一つだと思います。結構開発者の思いや好みが入っていて面白かったです。
大好評でしたので、このようなマニアックでプレミアムな企画を、今後も計画していきたいと思います。
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