今日はB&WのニューDiamondシリーズのイベントです。
みなさんこんにちは、アバックの福田です。
今日はB&WのニューDiamondシリーズのイベントがあったので簡単にレポートします。
805diamondの変更点:
金型は変更されているがデザインは全く同じ、これはB&W社がスピーカーの理想的な形と自信をもっているため。
ツイーターはアルミからダイヤモンドに変更、素材の強度が1番高く、軽い、70kHzと共振点が高くSACDなどに入っている信号を余す事無く再現、磁気回路に4つのネオジュームマグネット使用しエネルギーの向上をはかる。
ウーハーにフェライトマグネットを使用し磁力をアップ。
まずは最近流行のPC音源での試聴:
SA8004をDACがわりにしビーナスレコードから出ているビートルズ イン ジャズの曲が入っているキャンペーン用のUSBメモリーの音源から聴く。
ピアノ:ビートルズ:ブラックバード(FLAC 44.1kHz 16bit)
とても潤いのあるピアノと繊細なシンバル響きが広がり心地良い。
ここでサンプリング周波数を96kHz 24bitに変える。
S/Nが増し1つ1つの音がよりはっきり聴こえHiFi調に変化する。
アカペラ:Real group:The Modern Man
美しいハーモニーが部屋一杯に広がり、歌い手の位置までもがはっきり分かる、音に奥行きがあり立体的である。
女性ボーカル:Jennifer Warnes:The panther
管楽器の粒立ち豊かな分離感が実体感ある歌声を支える。素晴らしい定位である。
男性ボーカル:Chris Jones:Set' em up Joe
歯切れの良い、透明感あるギターを背景に深く沈んだボーカルが浮かび上がる。歌声の圧倒的存在感に感服。
ここでスピーカーを802diamondに変更
802diamondの変更点:
オプションだったスパイクが付属になった。
ウーハーユニットの磁気回路にネオジュームマグネットを2つ使用し軽量化、磁力の強化を同時に実現、能率を上げ、ダイナミックレンジを拡大。
ツイーターは805と同じ。
男性ボーカル:Chris Jones:No Sanctuary Here
まず圧倒的な重低音に驚く、表現力、スケール感全てにおいて桁が違う。実体感あるボーカルが秀逸である。
Jazz:ブライアン ブロンバーグ:Solar
歯切れの良いウッドベースが超絶テクで展開され、音がすこぶる早い。まさに802の真骨頂である。
女性ボーカル:Petra Magoni/Ferruccio Spinetti/I will Survive
心地良いライブのエコー感と共に透明な歌声が浮き上がってくる。ウッドベースはまるで目の前で弾いているような実体感が凄い。
バイオリン:Akiko Suwanai:Sibelius Watton Violin Concertos
非常に艶のあるバイオリンの音色と奥行き感があるオーケストラが素晴らしい。微小音もはっきり聞こえ、情報量の多さに驚く。
クラシック:Bruckner Symphony NO7
壮大なホルンが部屋一杯に広がる。ダイナミックレンジの広さが分かる見事な演奏である。各楽器の音が重くならず非常に軽快で切れがある。
Jazz:Quincy Jones:ya gotta try harder
滑らかなピアノ、吹き上がる管楽器、タイトなドラム、まさにバツグンのアンサンブルが展開され、聴く者を引き込む。乗りの良い、楽しい演奏を聴かせる。
女性ボーカル:ジャシンタ:ダニーボーイ
甘く切ない歌声である。息継ぎまで克明に表現されまさに目の前で歌っているようである。
総評:新しい800シリーズは確実に進化を遂げ、シリーズ最高傑作といっても過言ではない。
特に802が繰り出す高解像度な低音はそうそう聴けるものではない。
説明に熱が入る㈱マランツのオクダさん
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