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2010年6月23日 (水)

DENON AVR-3311イベント報告!!

最近おなかが弱くなったので、冷水やジュースを飲まず温かいお茶を飲んでいる渡部です。

遅くなりましたが、6月20日に行いました「発売直前記念!! DENON のHDMI Ver.1.4a対応のNew AVアンプ「AVR-3311」試聴会!!」の報告になります。

Avr3311k_f

スピーカーはDALIのIKONのMK2シリーズで、フロントハイト有りの7.1chシステムを構築しました。

Dali_ikon6_mk2

プレーヤーには価格バランスを考え、パナソニックのDMP-BDT900、プロジェクターはメカリア常設のビクターDLA-HD550を使います。

Big_picture Dlahd550w

司会・進行はDENONの川北さんです。

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まずは挨拶代わりに、ブルーレイ「2012」のチャプター6地面が崩れる中を車で逃げるシーンを再生します。

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ローランド・エメリッヒ監督らしく、かなりおバカなシーンですが、ドルビープロロジックⅡzのフロントハイトスピーカーも効果的で、派手なスペクタクルシーンもスケール豊かに再生します。サラウンド音声のチャンネルセパレーションも良く、このクラスのAVアンプも音が良くなったなーと関心しました。

ここで川北さんよりドルビープロロジックⅡzとAudysseyDSXの違いの解説がありました。

ドルビープロロジックⅡzは、高さ成分をサラウンド音声から作り出すそうです。その為サラウンド音声のミキシングの仕方により、音の印象が変わります。AudysseyDSXは天井の反射音を付加するそうです。

ブルーレイ「ウォンテッド」チャプター3のスーパーの銃撃戦を、ドルビープロロジックⅡzとAudysseyDSXを切り替えて比較します。

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スーパーの中の喧騒音や客の声がかなりフロントハイに振られますが、ドルビープロロジックⅡzは自然で、AudysseyDSXは派手で分かりやすいという印象です。

ここで、2ch音声に対するドルビープロロジックⅡzとAudysseyDSXの処理の違いも解説が入りました。

ドルビープロロジックⅡzは、2chから7.1chへの変換も可能ですが、基本的にシネマモードしかありません。その為2ch音楽ソフトを再生する場合、センタースピーカーにボーカルが張り付いてしまいます。

AudysseyDSXの場合、単独では7.1ch化が出来ないので、まずドルビープロロジックⅡxで5.1chにし、その後AudysseyDSXで7.1ch化します。ドルビープロロジックⅡxはミュージックモードがありますので、こちらの方が音楽再生には向いているそうです。

ブルーレイのアンジェラ・アキのライブが2ch収録なので、このソフトでドルビープロロジックⅡzとAudysseyDSXの比較をしました。曲は「サクラ色」です。

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解説のとおり、ドルビープロロジックⅡzではセンタースピーカーにボーカルが張り付き、違和感があります。AudysseyDSXの方がホールに声が広がる感じが出て良かったと思います。

「レミーのおいしいレストラン」チャプター8でも、ドルビープロロジックⅡzとAudysseyDSXを比較。

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CG作品でここまで派手なサウンド設計がされていると、AudysseyDSXも良い感じで合います。作品によりこの2つを使い分けても良いと思います。

このAVR-3311は、ビデオプロセッサーにDVD-4010UDと同じアンカーベイの「ABT2015」を搭載し、フル10bit処理を行います。DVDO EDGEでもお馴染みのチップです。それによりDVDの1080/24p変換も可能です。

そこでDVD「グラディエーター」の闘技場が縦にスクロールするお馴染みのシーンで、24p変換の映像を検証してみます。

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屋根に出るクロスカラー状のノイズや観客席のちらつきもほとんど消え、動きも滑らかになります。上位機種の処理精度と遜色有りません。

WOWOW等の1080/60i映像の1080/24p変換も可能ですので、エアーチェックした「ライラの冒険」で確認しましたが、こちらも問題なしでした。

このクラスのAVアンプと組み合わせるプレーヤーは映像回路もプアな物が多く、24p変換も付いていないので、かなり重宝すると思います。

AVC-3311のもう一つの魅力に、ネットワーク機能があります。この価格帯で搭載してきたことも驚きですが、さらにFLACの96kHz/24bitに対応したことは、高音質配信音楽データを聴いている方には、非常に嬉しいことです。

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iPodもデジタルで入力でき、操作性やリストの見やすさもかなり良いです。日本語タイトルが文字化けしないのも何気に凄いです。

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最後はセリーヌ・ディオンの「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」をAudysseyDSXで再生。

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こういうホールの感じは、フロントハイがあるとかなりリアルに再現されます。天井の高さも認識できるので、ライブ会場に居る様な感覚に陥ります。

イベントを終えての感想は、よくこの価格帯でこれだけ詰め込んだな~というものでした。機能的には上級機を若干追い越してしまった部分も有ります。

またIKONのMK2のシリーズもバランスが良く、綺麗なサラウンド空間を構築していました。個人的には日本発売未定のウーハーIKON SUB MK2の国内販売を希望したいと思いました。

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