昨日はVienna acoustics のイベントでした!
みなさんこんにちは、アバックの福田です。
昨日はVienna acoustics の試聴会がありましたので簡単にレポートしたいと思います。
Vienna acoustics はオーストリアのスピーカーメーカーでエンクロージャーは全てイタリア製で手造りで出来ています。フラッグシップのクリムトシリーズはオーストリアの画家の名前から由来されていて同軸のツイーターが上下左右に動く構造が大きな特徴です。
それでは早速試聴してみます。まずはBEETHOVEN CONCERT GRANDから。
女性ボーカル:Jacintha:Que Sera Sera
音の響きがとても美しく、バンドネオンとハープのアンサンブルとしっとりした歌声が情感豊かに展開され耳に心地いい。
クラシック:BIEDERMEIER ENSEMBLE WIEN
弦楽器の倍音が美しい。重低音も十分出ており朗々とした重圧な演奏を聴かせる。
JAZZ:concord jazz:cry me a river
ウッドベースの音圧が体で感じられるぐらい凄い。テンションを伴ったピアノが聴く者を魅了する。
バイオリン:Hilary Hahn:PAGANINI SPOHR
歯切れの良いハンのバイオリンが躍動感豊かに展開。オケの低音の瞬発力も十分出ており壮大な演奏を聴かせる。
JAZZ:HELGE LIEN TRIO:TAKE 5
音の分離感が良く、パカーションの立ち上がりが素晴らしい。ウッドベースの厚みが演奏に重厚さを加えている。
ここでクレムトシリーズのTHE KISSにスピーカーを変更。
男性ボーカル:AARON NEVILLE:The Dock Of The Bay
ハスキーなボーカルが抑揚豊かに中央に定位。前より明らかにスケール感が増し音楽がより生き生きと表現される。
木管:KAZUSA MIZUTANI:テレマン:ファゴットと通奏低音のためのソナタ ホ短調第1楽章
哀愁漂うファゴットの音色が心地よく、演奏に包まれるような浮遊感が素晴らしい。
ここでスピーカーをTHE MUSICに変更。
演歌:石川 さゆり:津軽海峡冬景色
まさに全てにおいて余裕を感じさせる。芯のある歌声が重圧なオケに支えられ濃厚な演奏を聴かせる。日本のスピーカーとは一味も二味も違う音である。
ギター:Tomy Emmanuel:モナリザ
和音の響きがとても美しく、奏者が目の前で演奏しているような実体感を感じる。
JAZZ:Count Basie and His Orchestra:Warm Breeze
部屋を揺るがす重低音に驚かされる。まるでサブウーハーが鳴っているが如く重低音が部屋一杯に広がる。サックスの吹き上がり感も抜群で熱気ある演奏に圧倒される。
クラシック:MAHLER SYMPHONY NO2
コーラスの渦に包まれているような壮大な演奏。広がり感、奥行き感も十分であり音楽に浸る感覚を覚えた。素晴らしいの一言。
総評:
3種類とも基本はとても滑らかな美音を聴かせるがそのスケール感がグレードによって大きく変化する。躍動感も十分あり独特の世界を持つ。有り余る低音をいかにコントロールするかがセッティングのポイントになる。
商品説明に力が入る輸入元アルファメガの阿辻さん。
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