エプソンEH-TW4500のソニーVPL-VW85化計画!!
最近ブログが手抜きと指摘があったので、今回は少し頑張ってみた渡部です。
前からやりたかった計画を、今回実行に移してみました。
その計画とは...
このEH-TW4500を
VPL-VW85に してしまおうというものです。
別にプラ板とパテで外見を同じくするわけではなく、映像を近づけてみるという実験です。
先日行われた池袋イベントでも売れまくったVPL-VW85の画作りと共通点の多いEH-TW4500の画を、どこまで近づけるかやってみました。
まずは「Super HIVI CAST」のカラーバーを使って、大まかな色調整をしてみます。
VPL-VW85↑
EH-TW4500(調整前)↑
EH-TW4500(調整後)↑
うーん、カメラで撮ると実際見ている色と違うなー(しょーがないか)
一応この段階での調整数値はこんな感じです↓
同じく「Super HIVICAST」のカラーマテリアルでチェックしてみます。
VPL-VW85↑
EH-TW4500↑
写真で見ると違うなー(なにか補正が入るのかな?)
ここからは実際の映画を見ながら微調整していきます。
まずは「8人の女たち」で全体の色をもう一度チェック。
左がEH-TW4500です。
数値も微調整しています。
つづいて「アザーズ」で黒側のガンマを調整。
VPL-VW85は黒側の引き込みが早いので、EH-TW4500の階調2を-3下げます。
ついでに店のEH-TW4500の展示機が、黒側の緑が強いのでオフセットGを-15下げます。
このままだと黒が潰れ過ぎなので、オフセットRGBをプラス側に5ずらし、R+5、G-10、B+5にします。
赤がやや出てきたので、Rを+3にして次にいきます。
白黒の「アンジェラ」を見ながらゲイン(白側)とオフセット(黒側)のRGBを調整。VPL-VW85が青みが強いのでゲインBを上げます。
数値はこんな感じです。
「ウルトラバイオレット」でシアンの色相を+2青側に寄せると、結構近い画になりました。
最後は「スターウォーズ」で最終チェック。
オフセットをちょっと手直して完成。
最後に必殺の「超解像」を3にすると、うーんマンダム
ほぼVPL-VW85になりました。
まだまだ完成度は上げられると思いますが、今日はこれまでにしておきます。プロジェクターの個体差もあるので、この数値が全てのEH-TW4500に当てはまるわけではないですが、参考にしていただければ幸いです。
最後に両機のフレーム補間を「弱」にして、24pの映画を比較してみましたが、かなり似た処理の印象を持ちますが、EH-TW4500の方がよりジャダー(ガタツキ)を残すので、映画の質感を損なうことなく好印象です。
VPL-VW85の方も、VPL-VW80よりも滑らかさが増しつつも、違和感が減少する処理は完成度が高いです。
両機共に間違いなくトップクラスのフレーム補間だと思います。
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