マランツ UD8004のイベント報告!!
昔、少年ジャンプの裏表紙の広告に載っている通販で、ヌンチャクを買った事がある渡部です。
15日に行いました「発売記念!! マランツ スーパーオーディオCD/ブルーレイディスクプレーヤー UD8004のクオリティーはどれ程か!?」(長いな)というイベントの報告です。
こちらが今回の主役UD8004です。ブラックマスクがかっこいい
ケーブル類は全てオーディオクエストで統一してます。銅メッキのビスや1.6mmのボトムプレートが、マランツのやる気を窺わせます。
使用機材は、スピーカーにB&W 804S×4台、HTM3S、ASW825
アンプはHDMI用にAV8003+MM8003と、アナログマルチ用にPM13S2×3台(F.C.B.S連動)です。
電源ケーブルもオーディオクエスト製で統一する徹底振りです。
プロジェクターは、脚色の無い映像処理と基本性能の高さで不動のリファレンスDLA-HD950。
前半は、製品紹介も兼ねてAV8003+MM8003によるHDMI接続でのデモです。
おなじみ「レジェンズ・オブ・ジャズ」のマーカス・ミラー&リー・リトナーによるThe Pantherから視聴がスタートしました。
腹に響く低音ではありませんが、マランツらしい情報量豊かな高域で綺麗に再生します。デノンのDBP-4010UDと共通部分の多いUD8004ですが、HDMI出力でもマランツらしい音になるのは、シャーシ構造やパーツ選択などのチューニングの違いによるものだと思います。
ここでUD8004のアナログ出力回路に使われている、高速電圧増幅回路HDAM SA2の解説がありました。
通常使われるオペアンプのスルーレート25V/μsecに比べて、HDAM SA2は200V/μsec(公称)と10倍近いスピードを誇ります(実際は300V/μsec位あるそうですが、測定できないそうです)。これにより、音の立ち上がりの速さ、追従性が良くなるそうです。マランツのプレーヤーの音の良さは、この辺りに秘密がありそうです。
視聴に戻って、ブルーレイ「ある公爵夫人の生涯」チャプター①を再生。
室外と室内の声の響きの違いが、きちんと描き分けられているのは流石。映像を見ていて感じたのは、S/Nの良さです。映像処理でノイズを取ったような、つるっとした質感ではなく、シャーシや回路構成の良さで実現するS/N感は、自然な透明感があります。
続いてこちらもおなじみ「ダークナイト」のチャプター②を再生。
真っ暗屋内駐車場?での格闘シーンですが、会話が綺麗に反響して臨場感抜群です。後半の銃撃戦も切れの良い銃声を聴かせてくれます。
ここで休憩を挟んで、後半はBD8004対DV9600の新旧対決です。
ここから音声接続をアナログマルチに変えて、アンプもF.C.B.S連動制御によるPM13S2×3台に変更します。
SACD2chの比較ではスティーブ・シュトラウス?という男性ボーカルをかけましたが、DV9600ユーザーには残酷な結果になってしまいました。
空間情報量の違いによる音の広がり感、中音域の厚み、音のリアリティーがまったく違います。「これほんとに同じCDなの?」と思ってしまいました。
SACDマルチのカウント・ベイシー・オーケストラの「コーナーポケット」でも、サラウンド側の情報量、高音域の華やかさ、こちらもかなり違います。場所的にはサラウンドスピーカーの近くで聴いていたのですが、サラウンドスピーカーから出てくる音数が明らかに違いました。
って書くと大げさに聴こえますね~本当なんですよ。
対決最後はDVD「オペラ座の怪人」チャプター⑤をUD8004は1080/24p、DV9600は1080/60pで再生。
両機共にアンカーベイのチップを使っておりますが、チップの世代の差なのか、UD8004の方がS/Nと精細感が良く感じました。うっかりDLA-HD950のフレーム補間が入っていたので、24pの効能は確認できませんでしたが、多分良いでしょう(適当だな~)。音はやはりUD8004の方が、ダイナミズムとサラウンド感で圧倒していました。
視聴はUD8004によるブルーレイ版「オペラ座の怪人」に移って、DVD版との比較をしました。映像は言わずもがなですが、音も微小信号の再現性に差がありました(あたりまえですが)
イベントも佳境に入りUD8004+PM13S2×3台によるアナログマルチのデモに入ります。
ブルーレイ版「ワルキューレ」チャプター27を再生。
写真はピンボケですが、映像は高画質でした。PM13S2×3台によるアナログマルチの音は、期待以上でした。音の明瞭度、空間の広がり感、低域の解像度とパンチ力は、HDMI接続のAV8003+MM8003とは比較になりません。もちろんこれはUD8004のアナログ出力回路の優秀さもあると思います。
さらにクリス・ボッティライブの「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」を再生。結構普段から良く聴いているソフトですが、なかなかここまでの臨場感は味わえません。AVアンプに満足できない人はPM13S2のF.C.B.S連動を検討してみてはいかがですか?(ボーカルのキャサリン・マクフィーの綺麗さに見とれて、写真撮るの忘れてしまいました)
視聴は最後にクインシー・ジョーンズのThe 75th Birthday Celebrationから、「If I Ever Lose This Heaven」と「Wall Of Sound」を流しました。
特に「Wall Of Sound」のボイスパーカッションは、HDAM SA2による立ち上がりの速い音が、人の声というリアリティーを感じさせ、圧巻でした。
前後編にするのを忘れて、一気に書き上げてしまいました。UD8004とUD9004は11/21~1/20までこのようなメーカーキャンペーンもやってますのでお得です!!
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
コメント