三菱のLVP-HC3800についてもう少し詳しく書きます
グランツーリスモ5の発売が来年の3月位になりそうなので、そろそろ錆を取らなければと思っている渡部です。
LVP-HC3800の記事が、かなり反響が大きかったので、まだ書き足りないことを書いておきたいと思います。
機能面での新機軸としてはR/G/Bをゲイン、バイアスで調整できるようになりましたので、色の調整がこれまでよりも細かく出来るようになりました。
さらに、三菱DLP初の1080/24p対応になりました(毎秒48コマに変換して再生)。DLPの1080/24pは、液晶と違ってよりガタつきが減る感じがし、24pの効果も明確に出ます。
画面を黒と白の9分割にして、黒の部分の明るさと白の部分の明るさの比を測るANSIコントラストでは650:1で、LVP-HC7000の500:1を上回ります。(コントラスト比3,300:1)
LVP-D2010、LVP-HC3000、LVP-HC3100からの買い替えをお考えの方も多いと思いますが、LVP-HC3000からでしたら迷わず買い替えをお奨めします。LVP-D2010からは、設置条件が問題なければ即買い替えでしょう。この2台とは同じHD2+パネルですが、黒階調や解像度は段違いに良くなってます。メーカーによればレンズ性能もかなり向上しているそうです。
LVP-HC3100はパネルがDarkchip3なので、LVP-HC3800のパネルは1世代前になりますが、黒レベルも遜色無いですし、白のピーク感はむしろLVP-HC3800の方が伸びます。誤差拡散ノイズは50cm位まで寄らないと見えない程で、映像処理回路の性能は明らかに上がっています。
LVP-HC7000やDLA-HD350等の最新機種と迷っている方もいらっしゃると思いますが、流石に黒レベルは比較してしまうと差がありますが、そういうシーンはかなり限定されます。どうしても黒にこだわる方はビクターを選んでもらうしかないですが、通常のシーンで不満が出るような事はありません。
LVP-HC3800ではシャープネスを従来より下げ気味に設定されてますが、決してぬるい映像にはならず、レンズ性能と映像処理回路が良くなった為、解像度が上がって細かな情報も映し出します。
コストパフォーマンスでは現在最強だと思います。
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