デノン DBP-4010UDイベント報告
長年の格闘技生活により、膝に爆弾を抱えている渡部です。
一週間前の新宿店のイベントと内容的にかぶるところもありますが、秋葉原店のイベントも報告したいと思います。
使用機材はAVアンプがAVC-4310、スピーカーがボストンアコースティックのVSシリーズ、サブウーハーがアンソニーギャロのTR-3です。
最初はBDP-S5000ESとの比較を行いました。映像調整は両機共に「標準」です。
<DVD画質比較>
「007 慰めの報酬」チャプター⑥
BDP-S5000ESは1080p/60Hz出力、DBP-4010UDは1080p/24Hz出力での比較です。
カメラのパンや、人物の細かい動きの安定性に24p出力のアドバンテージが確認できます。ただDBP-4010UDはプロト機の為か、やや24pの処理エラーが見受けられましたが、この辺りは出荷版では改善してくれると思います。
BDP-S5000ESは解像度感とS/Nのバランスを絶妙に取った画で、かなり好印象です。DBP-4010UDはナチュラル志向の画で、作為的な感じがなく、アンカーベイのSD画質の処理の旨さを活かしてます。
<ハイビジョンエアチェック画質比較>
WOWOW放送の「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」
同じくBDP-S5000ESは1080p/60Hz出力、DBP-4010UDは1080p/24Hz出力
ここでも動画の安定性、S/Nの良さで24pのアドバンテージを確認。DVDの時のような4010UDのエラーは出ず。両機ともDVD再生画質の延長上にある画ですが、映像の情報量が上がった為か、よりお互いの特徴が明確になります。
<BDソフト画質比較>
「ブレイブハート」チャプター①
出力は両機とも1080p/24Hz
BDP-S5000ESはやや輪郭を立てクッキリ感を出す方向で、作った感じはありますが先鋭感のある魅力的な画です。池に生える草や、石造りの家の質感で確認できます。DBP-4010UDは輪郭強調も少なく、あくまで自然です。細かいテクスチャーの破綻もより少なく感じます。
<BDソフト音質比較>
「セリーヌ・ディオン A New Day」⑱My Heart Will Go On
音声出力は両機共にHDMIで、DBP-4010UDはデノンリンク4thによるクロック制御が入ります。
BDP-S5000ESの音は、映像と同様クッキリとした音で、高音に華やかさがあります。この辺りは、華やかと取るか五月蝿いと取るかで評価が分かれそう。冒頭の重低音は少し軽めの再生。
DBP-4010UDでは、冒頭の重低音も厚みがあり、中低音域に厚みのあるデノントーン。高域は5000ESと比べると大人しめに聴こえますが、安定した音で情報量は十分に出ています。
<CDアナログ2ch比較>
「ジーナ・ロドウィック Getting To Know You」⑦Getting To Know You
アナログ音声をよりピュアに出す為に、BDP-S5000ESでは優先音声端子を「アナログ」に、DBP-4010UDではデノンリンクとHDMIをオフにします。
冒頭の子供達のコーラスは、BDP-S5000ESではやや高域がきつく感じます。そのかわりボーカルを始め各楽器の音に先鋭感がありますので、こういう音が好みの方には魅力的な音だと思います。
DBP-4010UDの音もHDMIの時の延長上にありますが、アナログの方がより厚みと力感があります。冒頭の子供達のコーラスのハーモニーも綺麗に重なり、ボーカルもきちんと空間に浮かび上がらせます。
長くなってきましたので、後半に続きます(最近こればっかり)
後半はいよいよDVD-A1UDとの比較です!!
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