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2009年8月 9日 (日)

マランツUD9004イベント報告!

減った体重が、順調に元に戻りつつある渡部です。

「マランツUD9004の実力を探る!」というイベントが終わりましたので、簡単に報告したいと思います。

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堂々としたフロントビューはハイエンド機としての風格十分です、

1週間前の新宿店のイベントと違い、こちらは完全にメーカーお任せイベントです。普段は聞けないUD9004の開発裏話等もあり、なかなか濃い中身でした。

全ては報告できませんが、主なものは紹介したいと思います。

皆さん興味があるのは、やはりデノンのDVD-A1UDと何処が違うの?という点が一番だと思います。

ズバリ一番の違いはアナログオーディオ出力回路です!

アナログオーディオ回路には、他メーカーが当たり前のようにオペアンプを使っているのに対し、UD9004はマランツのピュアオーディオ機器で定評の有る高速電圧増幅モジュールHDAMやHDAM-SA2を使用しています。

又、SA13S2で使っているトロイダルトランスを、アナログオーディオ回路だけの為に搭載しているという豪華仕様です。どれだけUD9004がアナログオーディオ回路に力を入れているのかが分かります。

こちらが実際のイベント風景です。

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イベントの使用機材は、AV8003、MM8003、CM-9(フロント)、CMC2(センター)、CM-5(サラウンド)、ASW825(ウーハー)、VP15S1です。

HDMI接続の音も非常に情報量が多く驚きましたが、初めてベールを脱ぐアナログマルチチャンネル出力の音は、S/Nが高くクリアーで、歪感が少なく滑らかな音で、明らかにHDMIの音を凌駕しています。

ライブ物のブルーレイ等の空間に広がる音や、観客の出す細かな雑音等がアナログマルチの方が明確に聴こえます。ボーカルの質感も、ややトゲトゲしく大味なHDMIに比べ、しなやかで繊細でありつつも、鮮度の高い音です。

UD9004は迷わずアナログマルチでしょう!と思わず言ってしまいます。

ドライブメカ周りは、DENONと共同開発で共通ですが、シャーシは銅メッキ処理が施され、厚みも1.2mmあり(ライバル機は1.0mm)上部の2本の梁と共に、シャーシ剛性を高めています。 底板には3.2mm厚の黒塗装鋼板を追加してさらに剛性を向上すると共に、不要振動を抑えます。

Ud9004chassis

この辺りの作りこみが音だけでなく映像にも効いてくるのか、共通の映像処理回路を持つDVD-A1UDと比較しても、S/Nの良さは勝っているように感じます。

UD9004のコンセプトは、HDMIは音声出力回路としてはクオリティーが不十分で、アナログオーディオ出力がベストというものです。HDMI出力を使用しDENON-Link4thが使いたい人はDVD-A1UDを選べばいいと思いますし、アナログマルチ出力を重視する方はUD9004をお奨めします。

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