Realta
3月のAVレビューの新製品案内で掲載されていた製品ですが、デモ機をお借りできましたので、早速試してみました。
ランサーリンク HD-S08P(販売価格は¥1?8,000)
本体もリモコンも小さいので、サイズの参考までにタバコも一緒に撮りました。
操作感としてはリモコンが小さくて操作しずらいのと、リモコンからの信号の発信が弱いのかピンポイントで向けないと反応してくれないのがちょっと不便です。
Realtaのチップを使っているという事でいろいろできるかなといじってみましたがシャープネスとディティールとノイズリダクションと解像度選択ぐらいしか実際にさわるところは無いかもしれません。
ディティールとノイズリダクションはリモコンからダイレクトで4段階づつの調整幅となります。
肝心の映像は、まずは大昔の映像から、
スケーラー経由で設定はデフォルトで1080iコンポーネント入力HDMIで1080p60フレームの映像です。
ディティールエンハンスとシャープネスとノイズリダクションの効果を加えた映像です。
このサイズの画像だとかなりわかりにくいのですが、以前バンテージHD という同じRealtaを使用したスケーラーがありましたが、傾向としてはほぼ同じでこの製品の調整項目でシャープネスやディティールエンハンスを上げていっても擬似輪郭が出にくく、ライバルのDVDOのEDGEと似たような傾向です。
バンテージHDとは比較ができませんが、きっと進化してますね。
次は蜂の国から
このサイズで比べても違いがよくわからないのでひとまずスケーラーでいじった映像です。
つぎはコンサート会場から
このサイズとデジカメで撮影しているのでどれもわかりにくいですが、暗部階調やコントラスト感を出す画作りなのでRealtaらしいメリハリの効いた映像で、ノーマルの映像と比べると元の映像が少しピントぼけしている感じに見えるかもしれず、こういったスケーラーも比較的安価になり、マニアじゃなくても導入されるユーザーも増えてきましたので選択肢が増えることは大歓迎ですね。
Realta搭載スケーラーと言えば、バンテージHDが大ヒットしましたがそのユーザーの悩みでもある動作音ですが、このスケーラーはちょっと改善して動作音が小さくなりましたが、冷却ファンは健在なので、ライバルのDVDO EDGE と比べるとうるさいかもしれません。
本体天板がメッシュで中が見えますが、真ん中にファンが位置しており電源off時は全く動きませんので、そういう意味ではバンテージHDより遥かに静かに感じるかもしれません。
HDMI出力は24Hz出力も選択できますが、ハイビジョン録画ソースで確認してみましたが、情報量が多くなるとダメなのかスームズに動いたりカタカタしたりと微妙に不安定で、今後改善されるかどうかですが、60Hzで全然問題ないというユーザーには十分魅力はあると思います。
5月いっぱいぐらいは秋葉原店にある予定なので見てみたいお客様はお早めにどうぞ。
※プロジェクターで120インチでご覧頂けます。
DVD-A1UD もRealta搭載で、DVDや録画BDの24p出力が可能です。
ひとまず最終版のプロト機で確認しましたが、A1UDではDVDでも録画BDでも24pでコマ落ちするような事はありませんでした。※映画1本通しでは見てません。
ちなみにA1UD のHDMI出力の方が遥かにクオリティが高いです、期待通りですばらしいの一言に尽きます。
同じチップでも使いこなしというか、他の回路周りだったり電源周りだったりと、いろいろな部分で根本的に違うのでしょうね。
投稿: アバック 桜庭 | 2009年5月16日 (土) 18:57