DVD-A1UDアナログマルチイベントが終わりました
ホームページのトピックスに「スケーラーを語らせれば右に出るものはいない」と評判の桜庭などと書かれ、ムッときている渡部です。
「DVD-A1UDを使い究極のアナログマルチ再生に挑戦!!」というイベントが終わりました。
ハイエンド機器達、お疲れ様いい音をありがとう。
SC7S2 3兄弟もありがとう君たちの事は忘れない。
そして主役のDVD-A1UDもお疲れ様ちゃんと出荷されてね。
ここから先は「イベントセッティング奮闘記」をお送りします。興味のある方のみお読み下さい。使用機材は過去のブログをご参照下さい。
金曜日15日にひとまず全ての機材を接続してセッティングをしてみましたが、これが苦労の始まりでした。DVD-A1UDはユニバーサルプレーヤーという事もあり、設定は一筋縄ではいきません。
DVD-A1UDのチャンネルレベル設定の為に、各スピーカーからノイズを出してみましたが、センタースピーカーから音が出ず代わりにL,Rから音が出て、サラウンドから出るはずの音は、フロントとサラウンドから逆相の音が出、ウーハーからは音が出ませんでした。「うわープロトタイプだからダメなのか~」と冷汗をかきましたがこれがHDMI音声出力をミュートしていなかったからと分かって一安心。
一通りセッティングして音を出してみたのですが、これがまったくダメでまともな音で鳴ってくれません。
主なものは
(1)低音の量感がたりない
(2)中音域に変な付帯音が付くので音がこもる
(3)高音域がきつい
まず低音の量感が足りない原因を探り、プリアンプSC7S2とウーハーTD725SWを繋ぐXLRケーブルをやめてRCAに変えてみたら、大分量感が出てきた。
ひとまずこの状態で、今度は中音域のこもりを何とかしようと、フロントスピーカーS1EXの下にTAOCのボードを敷いてみたら、少しクリアーになってきた。でもまだ根本的には改善しないので、電源の取り方を変えフロントのパワーアンプのみ別電源から取り、極性も変えてみたら中音域の膨らみが取れすっきりしてきた。
ひとまずこの状態で音を確認してみましたが、高域のキツさはあるものの大分まとまってきた。でもまだ映画等では低音の量感が足りない。
とりあえず欲しい量感が出るまでウーハー本体のボリュームを上げてみて、膨らんだ部分をハイカットフィルターで60Hz以上をカットしてみると、かなりいい感じになってきました。
しかしウーハー内蔵のフィルターは使いたくないので、ウーハーのローパスフィルターはOffにし、DVD-A1UDのクロスオーバー設定を60Hzにしてみる。ほぼイメージ通りだが、80Hzあたりが少し薄い感じがしたので、クロスオーバー設定を80Hzにして最終確認。低域の量感が出たことにより、高域のキツさも気にならなくなり、これでセッティング完了
ブルーレイやDVDオーディオ・SACDなど色々なソフトをかけながら音のチェックをしているときに、SACDをDSDのまま再生する為DVD-A1UDの音声設定のソースダイレクトをOnにしてみたら、途端に音圧が上がりウーハーのクロスオーバー付近が思い切り膨らみバランスが全然変わってしまった。これはソースダイレクトにすると、スピーカー設定がキャンセルされるからだと思われます。これでは厳しいので泣く泣くソースダイレクトをOffにしPCM変換にて再生する事に決定。
このような感じで、毎回イベントではスタッフにより一生懸命準備が行われております
『イベントセッティング奮闘記』楽しみにしてます。
投稿: ヒロ〜シ | 2009年5月21日 (木) 09:06