【USED&OUTLET本店】映画&音楽 二刀流 ボイス・オブ・ザ・シアター ALTEC A7 襲来 !!
ヴィンテージからハイエンドモデルまで アンプ、スピーカー、アナログ、その他、故障品も買取りいたしておりますUSED&OUTLET本店 津嶋です。
今回は 映画鑑賞&音楽鑑賞 どちらも高いレベルで再生する 超ド定番SP ALTEC A7 をご紹介させていただきます。
皆様ご存じのようにA7は、A1からA10まで10種のバリエーションがあり、ボイス・オブ・ザ・シアターと名付けられた声の再生に素晴らしい特質を持つ劇場用スピーカーシステムの1つで、中でもとりわけ1954年に発売されたA7はA5と共に市場でその音質が高く評価され、同社の看板モデルの一つとして愛され続けている傑作スピーカーですね。
A7はロングセラーモデルです。細かく分けると30以上もの種類に分けられますが、今回入荷のA7は、昭和45年~47年(1970~72年)発売の、いわゆるA7-8と言われる、 低域が416-8A!!、高域が807-8A+511B!!、ネットワークがN801-8A!!、エンクロージャーに825B!! を採用した、マニアの中でも人気の高いオールアルニコシステム!!でございます。しかも、今回入荷のA7は、肝心要のユニット、ネットワークに、換装、改造無しの、オリジナルものが入荷致しました!!。 さらに再塗装ものが多い現在、今回入荷のA7は塗装も当時のオリジナルでござる。!!
こちら、オリジナルのシール!! ギザカッコヨス!! 破れなくとってもきれいです!! しっかり左右一枚づつ付いています。
A7と聞いてまず、劇場用スピーカーですし、大開口部を持ったオールホーンシステムですので、その大きさを気になさる方が多くいらっしゃいますが、実際はそれほどでもありません。外形寸法W770×H1,070×D610mmと以外にコンパクト。
A7が一般家庭で受け入れられたのは、劇場用でありながら、4畳半、6畳間でも収まるこのコンパクトさにあると思います。重量はデータが残っていませんが前後のモデルで60kg程ですので、おそらくそのくらい。約10kgの上部ホーン+ドライバーを外せば50kg前後。こんな感じで2人で軽々です。
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そろそろ中が気になりますよね。さっそく中を開けてみまスた。
どんっ、ユニット単体でも高額取引される416-8A、807-8Aが無造作に並んでおります。実はここからが大変です。ヴィンテージの扱いは経験と目が必要です。特にTANNOY、ALTEC、JBLの古めのものは、中身のユニット、ネットワークが、型番違い換装、改造等、オリジナルから変更が施されているものがとっても多いので、音のチェックだけでなく、中身をひとつひとつ検品しなければなりません。
また、忘れてはならないのがお掃除!! 同時進行で行っています。
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まず、ウーハーの416-8A!!
外径寸法 381cmx178cm 7.9kg 8Ω!! 能率102dB!! 再生周波数帯域20~16KHz クロス800Hz 泣く子も黙る アルテックオリジナル15インチアルニコモデルでござる!! 能率102dBとは如何にもヴィンテージものらしい値ですよね。
気になる状態ですがコーンにシミはあるものの、エッジも含め痛みはなく、状態まずまず!!。やっぱり、アルテックのギャザードエッジは丈夫ですよね。ビスコロイドのタレもなくきれいな状態を保っております。
御覧のようにダンパーの沈み込みもほとんどなく、これならボイスコイルを擦るなんてことも、暫くはなさそうです。
さて、気になるドライバーですが、
インピーダンス8Ω 能率108dB!!再生周波数帯域800~20KHz クロス800Hz オールアルニコの中高域 807-8A!! カワユス!! こんな小さな可愛いドライバーでも511Bとの組み合わせ、ホーン効果で、爽快な鳴りっぷりを楽しめます。金属部分にサビはありますが、状態まずまず!!
こちらが表側です。ご覧くださいませ。
70年代初期発売のモデルとは思えない、とってもきれいなキラキラダイヤフラムです。少し輝きが鈍い感じがしますが、このダイヤフラムはポリイミドフィルムとアルミ合金を結合したシンビオティックダイヤフラムを採用。実はシンビオティックの特性上高域の伸びは頭打ちで、物足りなさを感じることもありますが、この刺激感の少ない柔らかな高域は、A7の声の帯域に特化した中域重視の設計にとっても合っていると思います。声の再現性に優れた、ボイス・オブ・ザ・シアターと言われるA7の設計上の秘訣の一端はここにあるようです。また、ボイスコイルにはフラットアルミリボンを用いたエッジワイズ巻ボイスコイルを採用しています。
そしてホーンはこちら、
指向性:水平・90°垂直・40° 2.5cmスロートの、この形のイヤリングがあったら欲しいアルテックホーンを代表する511B!! ギザカッコヨス!! 811Bより一回り大型の超ド定番の1インチ用4セクトラルホーンです。サビはありますが、ひび割れ、鳴きもなく状態まずまずです。
ネットワークはこちらも定番のN801-8A!!
残念ながらネットワークのみNG。コンデンサがぶっ飛んでいました。チェック時にすぐそれと分かるコンデンサ不良を感じました。念のためチェック用のネットワークを介してユニットを単体でチェックするとユニット自体、音は完璧!! 悪さをするのはこの子だけでした。
2wayですので、構造はいたって簡素。茶色の紙巻の物体はコイル。右側の金属はアッテネーター抵抗です。そして、
プロの方にお願いして、店内にて
シャキーン!高価な 10 マイクロF 米国製 VISHAY に左右とも交換。
この▼マークのVISHAY 高価なのは玉に瑕ですが、音質はとっても素晴らしいです。
ちなみに、コンデンサ交換時の、
さて、メンテナンス後の試聴は、これと決めていまスた。
A7と同時代1973年発表の、鈴木勲の大傑作アルバム「BLOW UP」と
カーペンターズの「Singles 1969-1981」で行いました。
メンテナンスで完全に蘇ったA7!! コンデンサの交換をしたばかりですので、音はまだやや堅めですが、これはスゴイ!!エンクロージャーの豊かな響き、上下ホーンの吹け上がるような鳴りっぷりにもうメロメロ!! 鈴木勲のベースの胴鳴りの伸びが気持ちがイイ!! ややもするとタッチが刺激的すぎるピアノはしっとり柔らかく響きます。また、さすがに声が凄い!! カレン・カーペンターの声の生々しさが尋常ではない!! ボイス・オブ・ザ・シアターの面目躍如!!さすが、ALTEC!! これぞ、ヴィンテージスピーカー!! やっぱり好みの音!!
USED&OUTLET本店ではこの ALTEC A7を販売決定! 是非、ご利用くださいませ。
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USED&OUTLET本店ではオーディオ高価買取中です!!
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JBL、ALTEC、TANNOY等の、エッジやダイヤフラムの交換が必要なスピーカーも、買取り致しております。是非、お電話くださいませ。ご連絡をお待ち申し上げます。