【新宿本店】GENELEC イベントレポート
こんにちは、アバック新宿本店の桜庭です。
本日は麻倉先生の進行でGENELEC のTheOnesシリーズを使用したマルチチャンネル試聴会のイベントがございました。
全てパワードタイプのスピーカーをマルチチャンネルで再生するというのは秋葉原本店(移転)での営業期間を含めても初めてかもしれません。
トップスピーカーはGENELECではない製品で予定しておりましたが音のつながりを最優先し今回はトップスピーカーを使用せずシンプルな5.1chの構成でした。
GENELECのスピーカーはパワードタイプでアンプ段を内蔵しております。業務用ならではの音の補正機能である「GLM(Genelec Loudspeaker Manager)」というPCを使用した補正が可能です。
GENELECのGLMに対応したスピーカーで組んでいればマルチチャンネル(5.1chや11.1chでも)全て補正が可能で各スピーカーの周波数や距離、レベルなどの補正も行ってくれます。
AVアンプでも同様に補正機能はもっておりますが、もっとグレードが上の補正機能になります。今回のイベントではAVプリアンプ「マランツ AV8805」を使用しておりますが若干の距離とレベル補正のみしか使っておらず、補正はGLMの方を優先しセッティングしました。
この補正機能とユニットからエンクロージャーまでのシームレスに近い設計が音の奥行と広がりを十分に出してくれるので5.1chでも十分なサラウンド感を出してくれておりました
また、パワードスピーカーはスピーカー本体までAVアンプのプリ段で処理された信号を受け取り、アンプ段からスピーカーまで内部が直結となります。
一般的なスピーカーですと、アンプをどうするか?とかスピーカーケーブルのグレードをどうしようか?と悩んでしまう所です。
パワードタイプはスピーカーをベストドライブするパワーアンプが内蔵されており信号も、ほぼダイレクトにユニットに送り込めますので信号のロスが最も少ない方式になります。
音の明瞭感が高く細かい情報量も多いので静かなシーンでも暗騒音などを綺麗に再現しサラウンド感がいつも以上に良く感じました。
PC用などの安いパワードタイプのスピーカーですと、ここまで音が良いと感じる事は、ほぼありませんがTheOnesシリーズやGシリーズなどスタジオでも使われるレベルになると、クラスが違いますね
イベントの準備の段階では、いろいろなコンテンツを聴いてみましたが映画でのセリフの明瞭感やライブソースでの歌声、各楽器のセパレーションが非常に良いです。
ほとんどのスタジオでGENELECスピーカーが使われておりますので、編集しているスタジオと同じような音を自宅で体験しているような感じかもしれません。
特にライブ系コンテンツでのボーカルは声のハリが全然違いますね
なお、今回のイベントセットは、そのまま明日、日曜日もご試聴可能となります。
なかなか試聴機会の少ないシステムですので、お手持ちの聴いてみたいソフトをご持参頂いても大丈夫です。
ご来店お待ちしております。