【秋葉原本店】特別篇 ビルボード東京Live訪問記@クリス・ボッティ
皆様お世話になっております。
秋葉原店 渡邉(裕)でございます。
今回は特別編として
ビルボード東京Live訪問記@クリス・ボッティをお送りします。
通常当店ではお客様へのジャズ系統の視聴に「Legend of Jazz Showcase」や「Chris Botti Live」などを使うことが多く、我々店員も「いい音だなぁ」と思うこともしばしばでしたが、クリス・ボッティ氏のホームページのスケジュールを拝見すると、なんと「TOKYO」の文字が。「本物の音を聞けばもっと良い接客が・・・。」が半分
「一度聞いてみたい!」が半分で、一念発起して発売開始日にチケットを購入しました。
クリス・ボッティ氏の来日は今回2年半ぶり。
来日メンバーは
クリス・ボッティ / Chris Botti(Trumpet)
サイ・スミス / Sy Smith(Vocals)
ジョージ・コムスキー / George Komsky(Vocals)
ジェフリー・キーザー / Geoffrey Keezer(Piano)
アンディー・エズリン / Andy Ezrin(Keyboards)
ルシア・ミカレッリ / Lucia Micarelli(Violin)
レオナルド・アムエド / Leonardo Amuedo(Guitar)
リッチー・グッズ / Richie Goods(Bass)
ビリー・キルソン / Billy Kilson(Drums)の皆様です。
クリス・ボッティ氏だけでなく
Vocalsのサイ・スミスさん
Drumsのビリー・キルソンさん
は「Chris Botti Live」でも際立った存在感をお持ちの方々で、来日メンバーが確定した段階で本当に楽しみでした。
さて、10月20日(月)。
私が申し込んだのは初回のライブでチェックインは17:30まで。
17:00ごろ到着しましたが、すでにかなりの人。
そして入り口には当店おすすめの三菱レーザーテレビ65インチ「REAL 4K」が置いてありました。中の模様を流しているようです。(写真は禁止でした。あしからず)
私が購入した自由席は案内が番号順です。私の番号は1桁前半。ほぼ最前列に席が取れました。
首を回さなくてもステージ中央が目の前。いままで何回かライブ会場には足を運んでいますが、ここまで近くの状況は初めてです。座った席から撮影しています。
カクテル(ノンアルコール)を飲みながら開演までの1時間半をゆったり過ごします。
外には高層ビル、夢のような空間です。
19:00。会場後ろの階段からクリス・ボッティと楽団の皆さんが現れました。
ここから先は写真が取れませんので、文章のみです。
最初はバイオリン・ルシア・ミカレッリとの協奏です。
ここで初めてクリス・ボッティのトランペットがものすごい音圧と共に鳴り響きます。なんと目の前で。スピーカーの音など気にならないほどに。距離はおそらく1.5mぐらいの所から!
普段BDで聴いている音とは比べ物にならないぐらいの音圧、それでいて音の鋭さはBDとは比較にならないのが率直な印象です。近く過ぎたこともありますが・・・。
また、ときおり最前列のテーブルに座っている人に向けてそれぞれにホーンの先を合わせて鋭く演奏するパフォーマンスもあり、当たり前ですが、実際の音ではトランペットのホーンから前だけでなく、爆発するように音が拡散し、聞く人を音の波に包みます。
トランペットは人の息が音を鳴らすものだと痛感しました。
コントラバス奏者はベースとの二掛けで響く音を鳴らし、ギターやバイオリンがそれぞれ素晴らしい音楽を奏でますが、一番後ろからこれもやはり爆発するようなビートが響いてきます。ドラムのジョージ・コムスキーです。トランペットすら途切れて聞こえるほどの余りの音圧に引いてしまうほど・・・。汗だくで演奏される姿は凄まじいの一言でした。
曲は進み、サイ・スミスさんが階段の上から登場。階段を下りながら歌い始め、フロアに降りたところで「アリガトウゴザイマス。」と一礼。
その後も、本当にBDの声そのまま、音圧はかなり高く、まるでディナーショーのようにフロアを歩きながら歌っていました。通常のライブBDではちょっとできないパフォーマンスでした。ステージではサイさんとクリス・ボッティのお二人がトランペットに合わせて歌ったり、サイさんが後ろからトランペットのピストンをいじったりと、ホールではまずないパフォーマンスをされ、盛り上がりました。演奏している側も笑いが絶えない、楽しんだ演奏に見えました。
そして最後はフロア中がスタンディングで盛り上がり、皆さんが階段の上に消え、ライブは終了しました・・・・が・・・・拍手が鳴りやまない中クリス・ボッティとジェフリー・キーザーが下りてきました!
アンコールの一曲はあの「マイ・ファニー・バレンタイン」。
「Legend of Jazz Showcase」のあのシーンが目に浮かびますが、単独で聴くと音の余韻は深く、それでいて鋭い、何とも形容しがたい、実質トランペットのみの純粋な演奏でした。
この経験が今後のお客様へのご案内に役立てばと思いながら帰途につきました。
とても文章でお伝えしきれないものではありますが、ホームシアターで見たものをライブで見て頂くと、その感動はひとしおです。皆様もお気に入りの歌手・演奏家のライブを是非ご経験ください。次から音が良い方向に補正されます。実感です。