【秋葉原本店】JVC DLA-X700R 「CRTモード」とは?
こんにちは、桜庭です。
昨日行われましたJVCのDLA-X500R/700Rのイベント内で少しご案内させて頂きましたCRTモード(三管PJやブラウン管のような色階調)ですが、5/24新宿店と5/31横浜店と6/14大阪梅田店でもご覧になれるかと思います。
このCRTモードはご希望のお客様に、ご購入特典という事でお選び頂けますが、ほぼ同内容で行うイベントという事もあって、6月末までDLA-X500R/700Rのご成約に限り引き続きご要望のお客様にはこのモードをインストールした製品をご用意できる事になりました
イベント時は内容がいろいろ濃すぎて時間も足りずあまりこのモードをご覧頂く時間がありませんでしたので、ブログでどんなモードかを追加でご案内させて頂きます。
基本的にはNTSC帯域で中間階調(肌色を中心に)を重視した感じになり、いくつか比較画像をご紹介させてます。
以下、すべて左側が「X700RのCRTモード」で右側が「X500Rのシネマモード」です。※左側が少し赤味が強く、右側が少し緑味が強く見えますがカメラの特性上の問題で、実際はもっと自然です。
まずはNTSC帯域という事で古いDVDコンテンツから
MTVアンプラグドのエリッククラプトンの映像から
同じくMTVアンプラグドのライブで宇多田ヒカルから二つ
こういった音楽系のDVDソフトで今も見たい映像って結構あるという人達は多いと思いますが、ブラウン管TVで見ていた映像がそのままよみがえるという感じです。
DVDのライブコンテンツや他には邦画など少し黒が浮き気味に感じるようなレベルで収録されている場合、上二つのコンテンツはX700Rのガンマはコントラスト優先にしてありますが、そうすることによって黒側が非常にしまってきます。
X500R/700Rのガンマのモードはこういったコンテンツ以外にもいろいろ使いこなしがありますので、導入された方は是非いろいろ使って下さいね。もったいないですよ
「今のプロジェクターや液晶テレビは綺麗なんだけど色があっさりしすぎて何か物足りない。」そんな方達には、はまるかもしれませんがDVDコンテンツをもうちょっと。
この映像は三管やブラウン管TVまたは720pの初期のころの液晶やDLPプロジェクターででいろいろ調整される際に使った方も多いのではないでしょうか?
ブラウン管のようなスキントーンが液晶やDLPのプロジェクターでどうやっても出ない、もう諦めるしかないなと。
忘れていたころについに解決してくれるモードをJVCさんが密かに作ってくれてました
DVDの映像をもうひとつ
当時、三管やブラウン管TVでご覧になられた方も多いかもしれませんが、こってりした色は懐かしさも感じます。
ハイビジョンコンテンツからは、まずは恋に落ちたシェイクスピア
これもDVD全盛のころによく使っていたコンテンツですが、BD版でも当時の色が蘇り芳醇な色情報に加え当時以上のフォーカス感が得られるという点ではいろいろな面で魅力的な映像になります。
またちょっと古めのコンテンツですがBDのベストフレンズウェディングから
テーブルクロスや花の白側の階調、紫のドレスに薄いピンクのドレスなどチェックしどころ満載のシーンですが、これだけしっかり肌色を出しながら淡い色を正確にコントロールしているのもCRTモードならではです。
次は邦画で放送コンテンツ「大奥」から3カット
普通にシネマモードで見ていても全く不満は出ないと思います。ただ、もうちょっと色が欲しいなと。
CRTモードにすると、こっちの方が女優陣もより魅力的に見えてきます。
放送コンテンツとしてもう二つ
この肌色に鮮やかなブルーの衣装でスケートリンクの透き通った白を綺麗に出してます。
白、黒、ピンク、赤、オレンジなどの色の発色レベルと肌色のバランス。今のテレビでこの再現は難しいかと思います。
上で紹介した映像でライブDVD以外は基本的にどこかに白色の物が映像の中に入ってきますが、他の色を見るとやや低めの色温度のような感じです。白は綺麗に出ております。
これがCRTモードの凄さというか面白さです。
いずれも全て同じCRTモードでこなしている映像で、この映像では色の濃さを変えてとか色合いを変更してとかコンテンツによって色の微調整をしているわけではありません。
いかがでしょうか?
当然、これがベストのモードというわけでもありませんので、あくまでもシネマやナチュラルなどと合わせて、それぞれのコンテンツによって使いこなして頂ければと思います。
また、秋葉原店の展示機DLA-X700Rにこのモードが入りましたので、「CRTモード」が気になった方は、秋葉原本店でも視聴が出来ます!
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