【秋葉原本店】サラウンド感とフロントワイドの使い方
こんにちは、桜庭です。
サラウンドバックやフロントハイ(ヤマハだとエフェクトまたはプレゼンスという呼び方)で7.1chや9.1chでサラウンドを楽しまれているユーザーも結構多いかと思いますが、フロントワイドを設置されているユーザーはまだまだ少ないでしょうね。
秋葉原店でもフロントワイドを使ったサラウンドでイベントを何回か行っておりますが、個人的にいろいろ聴いてみてフロントハイやサラウンドバックよりも効果は一番大きいと感じております。
フロントワイドと言ってもいろいろあってディスクリートでフロントワイド信号が入っているレアなソフトもありますが、まだ片手分ぐらいしかなく意外とフロントワイドスピーカーは鳴りません
実際にフロントワイドを使うのはもっとも多い5.1chコンテンツで使うことになると思います。
その場合、フロントワイドを鳴らす際にAVアンプのサラウンドモードでDTSのNEO:Xを選ぶか、AudysseyのDSXを選ぶかになります。
この画像で「NEO:X CINEMA(Wide)」か「DTS-HD MSTR A-DSX(Wide)」のどちらかを選べばフロントワイドが鳴ってくれます。※実際にスピーカーを接続して設定しないとダメです。
DTSとAudysseyで何か違うの?と疑問が出ますよね?
実際に聞いてみると、あくまでも個人的なイメージですが、こんな感じです。
通常のノーマル5.1chだと
赤い線はこんな感じで音の面があるというイメージです。
DTSのNEO:Xだと
サラウンドの情報が両サイドに面として出来上がる感じで、フロントワイドという名称ですがサラウンドの情報を耳で聞き取りやすいフロント側にもってきた感じです。
AudysseyのDSXだと
フロントLRの情報が横方向に広がる感じで、DTSのと比べるとフロントワイドからサラウンドと似たような音が出てくるというよりはフロントスピーカーの情報から計算している感じがあり、言葉通りフロントワイドという感じです。
映画コンテンツであればDTSの方を使ったほうが面白そうですし、ライブなど音楽系だとフロント側の情報量を広げてくれるAudysseyのを使った方が相性はいいと思います。
どちらも使えばサラウンド感が向上しますので、コンテンツによってDTSのを使うかAudysseyのを使うか選べるというのも面白い選択肢だと思います。
5.1chにスピーカーを2本追加するぐらいなら可能というユーザーにとって、どれが一番オススメか聞かれたら今は間違いなくフロントワイドです。
問題は設置場所だけ
トライできるユーザーは是非試してみ下さい。
さらに、今度のゴールデンウィークはこのフロントワイドシステムで弩級システムのイベントがございます。
JBLのS9900をフロント3本でフロントワイドは4429でサラウンドにS3900と大型スピーカーでの構成です。
S9900のボードにはHiviさんからお借りできた日東樹脂工業 SWB4001NE を使います。※こちらのボードは5/4~6はオーディオフロアでセットしてご視聴頂けます。
パワーアンプはギリギリ間に合う形になったマークレビンソンの新製品で5chパワーアンプのNo.535HとNo.532H。
今年一番豪華なシステムかもしれずスタッフも非常に楽しみなシステムです
フロントワイドにかかわらず今回のシステムを聴いてみたい方はイベントのご参加お待ちしております。