【秋葉原本店】ESOTERIC CDプレーヤーKシリーズ比較試聴イベント報告!
みなさんこんにちは、アバック秋葉原本店オーディオフロア担当の鈴木です。
秋葉原本店オーディオフロア「グラウディオ」にて、本日3月17日に行われました
「ESOTERIC新SACD/CDプレーヤー”Kシリーズ”フルラインナップ試聴会」
を早速レポートしてみたいと思います
進行・解説はエソテリックカンパニーの佐伯氏に行っていただきました。
「Kシリーズ」の魅力を引き出すシステムとして、スピーカーは木目が美しいTANNOYの「DC-10T(WL:ダークウォルナット)」。アンプはESOTERIC「I-03」(写真下段)を用意しました。
セッティングはこんな感じです。
今回は、比較試聴ですので、各CDプレーヤーを3曲ずつ「K-07」、「K-05」、「K-03」、「K-01」の順で聞いていく方法をとりました。トップバッターは本日の主役「K-07」です。
「K-07」
曲目:Angelisの「Angel」。少年少女の綺麗な歌声。最初の印象は「聞きやすい!」です。曲目:ウィーン・フィル / ヨハン・シュトラウス、ベスト・オブ・ワルツ&ポルカから「山賊ギャロップ」。曲中に「ドカーン」と爆発音を模した音が入りますが、その音もキリッと再現。曲目:TOTOの代表曲「アフリカ」。クリアさが際立ちます。
ここでCDプレーヤーを「K-05」に変更。続けて3曲聴いていきます。
曲目:「白鳥の湖」から「ワルツ」。1961年の収録とは思えないほど、音に透明感があります。「K-07」よりややソリッドな感じでしょうか。曲目:スティーリー・ダンのアルバム「ガウチョ」から「Babylon Sisters」、一音一音が丁寧に再現される印象です。曲目:藤田恵美「camomile Best Audio」から「Desperado」。ソフトなヴォーカル雰囲気も十分にイケます
どんどん参ります。次は「K-03」です
曲目:女性ヴォーカル&パイプオルガンのアルバム「Engleskyts」。「ブーー」という重低音の再現が難しそうな曲ですが、しっかりとした厚みが表現できました。曲目:ロドリーゴ・ガブリエーラの「FOC」。ギターの超絶技巧が楽しい曲。こういう曲はKシリーズが得意とするジャンルの一つだと感じます。曲目:マイルス・ディビス。録音も良く、生々しさが凄いです。奏者の位置関係が目に浮かぶようです。
会場のお客様からもお声があがったのですが、「K-03」は先ほどの「K-07」や「K-05」とは音の感じが異なります。空間表現が巧みです。
最後にトップモデルの「K-01」。
曲目:カラヤン指揮ブルックナー第7番から第3楽章。佐伯さん曰く「神様が降りてくるような」録音とのことですが、触りを聞いただけでも感じることができました。圧倒的なスケール感。「K-01」とタンノイのスピーカーの組合せを生かす本日のベストタイトルでした。曲目:グレース・マイヤの「ルート66」。ライブ会場の空間・奥行きがよく感じられます。曲目:フォーレ「レクイエム」。録音が古いためヒス音が入ったままですが、ヒス音の中からも美しい調べが再現されました。「K-01」だけ曲目をやりました。ソフィア・ピーターソンの「ハレルヤ」です。ピアノの女性ヴォーカルのシンプルな曲。フワッと立ち上がる音は、お客様のエソテリックプレーヤーに対するイメージを一変させるかもしれません。
本日の本命「K-07」は「K-05」を脅かす高い完成度を感じることができました。聞きやすく、どんなシステムにも馴染むような、音楽を心から楽めるプレーヤーとしてお勧めできそうです。また、「K-03」と「K-01」はオーディオルームの空気を支配する空間表現力が素晴らしいと思いました。
イベント終了後も、ほとんどのお客様が残ってご試聴&ご質問をされるほど、プレーヤー毎に長所があり、大変聞き応えのあるイベントになったと思います
次回の秋葉原本店オーディオフロア「グラウディオ」イベントをお楽しみに