昨日はJBL S4700のお披露目イベントがありました!
みなさんこんにちは、アバックGraudioの福田です。昨日はJBLの最新モデルS4700のお披露目イベントがありましたので簡単にレポートしたいと思います。
まずはS4700の特徴:
JBL伝統のユニット構成である15インチ径ウーファーと2インチ径コンプレッションドライバーによる2ウェイ構成を基に、超小型3/4インチ径コンプレッションドライバーを超高域拡張用とした組み合わせた3ウェイ構成。
オール・ネオジュームマグネット磁気回路搭載の先進のユニット群を、存在感溢れる堂々たるスタイルのフロアー型キャビネットに収め、リビングに映える風格ある仕上げを施した、JBLファン、音楽ファン待望のフロアー型スピーカーシステムです。
では早速聴いてみましょう。
チェロ:Yoyoma:天使のミロンガ
適度に艶の乗ったチェロとバンドネオンの音は明らかにスタジオモニターシリーズより耳当たりが柔らかく聴きやすい。音の分離感に富む元気な音を聴かせる。
ギター:鳥山 雄司:The Song of Life
とても美しいギターの倍音に引き込まれる。ここでも適度な艶と歯切れがよい軽快な演奏が聴けた。
ロック:エリック クラプトン:Changing The World
やはり38cmウーハーから繰り出される低音は格別である。他の小口径ウーハーでは味わえない重心の低い低音は聴く者を魅了して止まない。
ジャズ:KENNY DREW TORIO:FLIGHT OF FANCY
ピアノがとても明るく軽快に踊る感じが印象的で、音の立ち上がり、立ち下りが早い。タイトな低音はアンプのOCTAVEがウーハーをしっかり制動している証。
ジャズ:MILES DAVIS:You're My Everything
こくのあるトランペットが哀愁たっぷりに鳴り響く。この爽快な吹き上がり感はコンプレッションドライバー+ホーンツィーターならではの音である。
ジャズ:SONNY ROLLINS:ST.THOMAS
奏者の熱気が伝わってくるような熱いサックスに圧倒された。ここでもホーンツィーターの威力が炸裂。
女性ボーカル:CARPENTERS:THIS MASQUERADE
カレンの爽やかな歌声が聴く者を引き込む。適度な潤いを伴う伸びのある歌声はある意味JBLの新しい試みかもしれない。
女性ボーカル:NARA LEAO:MANHA DO CARNAVAC
ここでもしっとりとした透明感ある歌声が聴けた。この美音は一昔前のJBLとは明らかに違い、ジャンルをあまり選ばない懐の深さを垣間見た。
フュージョン:DAVE GRUSIN:PUNTA DEL SOUL
エレキベースの強烈なビートがなんとも心地よい。ここでも重厚な低音が炸裂し、芳醇なサックスと供にダイナミックな演奏を聴かせる。
ここでLINNのAKURATE DSを使い96kHz/24bitのハイレゾ音源を聴いたみた。
ピアノ:Keith Jarrett:Koin
非常に滑らかでとてもレンジが広い感じがする。スーパーツィーターがよく効いたすこぶる鮮度が高い音が聴けた。
女性ボーカル:Claire Martin:Something's Coming
各楽器の分離感が凄い。ボーカルの透明感も素晴らしく、現代的に進化したJBLの音を聴いた。
総評:元気の良い、躍動感に富んだ音は聴く者を楽しくさせる魅力がある。ジャンルを選ばない懐の深い表現力は秀逸であり。この価格でよく成し得たと関心する。
進行役をして頂いたハーマンインターナショナル株式会社の片岡さん、有難うございました!
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