先日エソテリックの最新モデルP-02,D-02の試聴イベントがありました!
みなさんこんにちは、アバック秋葉原店Graudioの福田です。今日は先日行われたエソテリックの最新モデルP-02,D-02の試聴イベントを簡単にレポートしてみたいと思います。
まずはP-02,D-02の特徴:
1)ES-LINK3に対応し176.4kHz/48bitの広帯域PCMデジタル伝送が可能
2)DACは旭化成AK4399を片チャンネル8個使用し35bit処理により24bitより2048倍の解像度を誇る
3)22メガマスタークロックリンクを採用、+-0.5PPMの精度でジッターを低減
それでは試聴に入ります。
女性ボーカル:FLIPPA GIORDANO:HABANERA
限りなく透明なボーカルに圧倒された。奥行きがある実体感豊かな演奏が聴けた。
ロック:Steely dan:Babylon Sisters
重心が低い低音を基盤にタイトなリズムが切れ込む。音の立体感が凄いのは圧倒的な情報量の多さによるもの。
クラシック:Georg Friedrich Handel:Sonata in C.op 1 No.7
フルートとチェンバロの美しいハーモニーに心を奪われた。まさに美音である。
ジャズ:Count Basie Orchestra:Coner Pocket
ゴージャスな音である。適度な温度感を伝えつつ分離感に富んだ熱い演奏が聴けた。
男性ボーカル:因幡 晃:わかってください
伸びの良い透明感溢れる歌声は聴く者を魅了して止まない。歌唱力の凄さがよく分かる曲である。
女性ボーカル:ENGLE SKYTS
部屋いっぱいに広がる美しいホールトーンが深い奥行きを伴って展開され、体が音に包まれるような心地良さを味わった。
ここでP-02のアップコン機能を使って聴き比べを行った。
女性ボーカル:ENGELIS:Pie Jesu
まずは44.1kHz/48bit
相変わらず圧倒的な透明感で音楽をしっかり聴かす。
88.2kHz/48bit
さらに音に厚みと奥行きが加わった。
176.4kHz/48bit
左右の広がりが増し、音自体がよりHiFiにシフトして聴きやすくなった。
352.8kHzDual AES 8FS
音に輪郭が立ち、くっきりした音調になった。
D-02でDSD変換
音の立体感が上がり生々しい音になった。
色々遊べるので自分の好みを見つけるのも面白いと思う。
176.4kHz/48bitで試聴再開。
ロック:ULTRA BOX:New Europeans
80年代のバリバリなロックはタイトな低音とシャープなビートで聴く者を楽しませた。
クラシック:モーツァルト ピアノ協奏曲:Romance
艶のある弦楽器、潤いあるピアノが奏でる壮大な演奏である。
クラシック:ガブリエル フォーレ:Sanctus
非常に古い録音にもかかわらず非常に美しい合唱がなんとも魅力的で音楽に引き込まれた。
ジャズ:ハーブ・アルバート/ラニ・ホール:モーニング コーヒー
ライブの熱気がよく分かる躍動感にとんだ演奏である。ジャズィーな歌声は聴く者を魅了する説得力があった。
女性ボーカル:サラブライトマン:Time to say goodby
何度も聴いた曲だが今回は声が飛び切り伸びやかで透明に感じる。実体感にとんだ美しい歌声がまるで手を伸ばせば触れそうである。
総評:圧倒的な情報量、透明感は今まで聴いてきた物のさらに上を行く素晴らしさである。ある意味究極とも言える再生が聴けた。
進行をしていただきましたエソテリック株式会社の佐伯さん、有難う御座いました。
新製品02セットのイベントに参加し素晴らしい体験をさせてもらいありがとうございました。
特にフリッパ、エンジェリス、フォーレ、サラブライトマンがよかったです。
アンプも含めたオールエソテリックのシステムが鳴らす音・・と言うよりただ音楽が存在する・・そんな時はただ楽しむだけでいいんですね。
後の興味としてワードシンクinと10MHzinの違いとマルチチャンネルがあります。
投稿: tnk | 2011年9月29日 (木) 23:07
コメント有難うございます。
私も当日の音は今まで聴いてきた中でも非常に素晴らしい音だったと思います。これからも色々とイベントを企画いたしますのでまたお越し頂ければ幸いです。
投稿: アバック福田です | 2011年10月 1日 (土) 11:24