昨日はLINN AKURATE シリーズのイベントがありました!
みなさんこんにちは、アバックGraudioの福田です。昨日はLINNの最新シリーズAKURATEの完成記念イベントがありましたので簡単にレポートしてみたいと思います。
今回はプリアンプが間もなく発売と言う事なので、フルAKURATEのシステムが完成します。これを記念してのフルAKURATEでの試聴になります。
今回のAKURATEシリーズの特徴:
AKURATEオリジナルの筐体へ変更して剛性を大幅にUP!
クロックの精度をあげジッターを以前の半分まで低減!
3D基盤レイアウトの最適化による安定した電源供給!
アース環境が整っていない日本の電源事情に対応(ノイズトランス)日本仕様のみ!
PreAmp:AKURATE KONTROL/K
PowerAmp:AKURATE 2200/1
Player:AKURATE DS/K
Speaker:AKURATE242SE
では早速聴いてみましょう。
クラシック:Roland Batik:Haydn Piano Concerto:96kHz24bit
非常に優雅な音である。バイオリン、ピアノとも適度な艶と広がりを伴い芳醇に響く。空気感の表現が素晴らしい。
ジャズ:HANK JONES:Begin The Beguine:44.1kHz16bit
ここでも演奏はとてもゆったりしていて変な力みを感じさせないが出す所は出す、引く所は引く大人の演奏を楽しんだ。
デュエット:Clare Martin:Everybody Today is Turning on:192kHz24bit
伸びのある男女の歌声が軽快に展開され聴く者を魅了する。高SNで彫りの深い演奏を聴かせる。
ここで最新ファームウェアーのDavaarの検証。
Davaarの特徴:
Songcast機能:任意の部屋にある複数のDS 同士をシンクロさせて再生する機能。Songcast は、NAS からの音源再生においてだけではなく、入力端子を持つDSモデル(MAJIK DS-I/SEKRITDS-I)に接続された外部入力ソースの音でさえ、他のDSにストリーミングする事ができる画期的なもの。
と言う事でオーディオルームの外にあるSEKRIT DS-Iから曲を流し、オーディオルーム内にあるAKURATEにシンクロさせて同じ曲を再生しました。
ジュークボックス機能:NAS内の曲データーをアルバム単位にナンバリングしてその番号で任意のアルバムを呼び出せる機能。
i-Padを使わずリモコンのキーを使い、お客様がリクエストしたタイトル番号で数曲を試聴しました。
では試聴へ戻ります。
男性ボーカル:玉置浩二:メロディー
響きの美しいギターを背景に歌声が中央に浮んでくる。哀愁漂う歌い方に聴き入った。
ここで休憩を挟み、アンプ内臓のDS-Iシリーズを試聴します。
まずはSEKRIT DS-Iからです。(スピーカーはMAJIK109)
トランペット:CHRIS BOTTI:AVE MARIA:44.1kHz16bit
ライブ感がよく伝わるヌケの良いトランペットの音が素晴らしい。アンプとスピーカーのバランスが良くとれていてとても自然な音を聴かせる。
男性ボーカル:Ian Shaw:Love at First Tequila:88.2kHz24bit
勢いのある押し出し感豊かな音が聴ける。音数も十分多くやはりバランスの良い音である。
同じ曲をMAJIK DS-Iで聴く。
トランペット:CHRIS BOTTI:AVE MARIA:44.1kHz16bit
広がり感、立体感が一気に増した。トランペットの実体感が素晴らしく、明らかに1ランク音が向上した。先ほどのSEKRITEでも十分なレベルだがクラスが上がるとスピーカーの駆動力が増す。
男性ボーカル:Ian Shaw:Love at First Tequila:88.2kHz24bit
音離れが良く、分離感が向上、低域もパンチ力がアップ。
最後にまたシステムをAKURATEに戻して、ハイレゾ音源とCD音源を比較試聴。
ジャズ:BILL EVANS:My Foolish Heart
まずはCD音源から
シンバルの音離れも十分、生々しいが少し高音がきつい感がある。
192kHz24bit
よりHiFiに音全体がシフト、まろやかになり艶が増した。高音のきつさも無くなった。
総評:下位クラスでも非常に音のまとめ方がうまくバランスのよさが光るが上位機の圧倒的な情報量と高S/Nはまさしくハイエンドネットワークオーディオの音である。
説明していただいたLINN JAPANの長堀さん 有難う御座いました!
コメント