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2011年4月 3日 (日)

3D対応ミドルクラスAVアンプ視聴会を終えて

もうすぐ40の大台に乗ろうとしている渡部です。

4月2日に行いました3D対応ミドルクラスAVアンプ視聴会を簡単に報告させていただきます。

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みなさん長丁場のイベントご苦労様でしたconfident

司会・進行は、AV評論家の麻倉怜士さんです。

お疲れ様でした。

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比較試聴をするAVアンプが4機種で、デノンAVR-4311、マランツAV7005+MM7055+MM7025、パイオニアSC-LX83、ソニーTA-DA5600ESという、いずれ劣らぬベストセラー機たちです。

使用するスピーカーは、B&WのCM-9を中心とするCMシリーズと、ウーハーに富士通テンのTD725SWです。

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ブルーレイプレーヤーには、スムーズなイベント進行には欠かせないBDP-93 Nuforce Editionを使います。

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もちろんHDMIは、映像/音声を分けて出力します。

プロジェクターは、三菱のLVP-HC9000Dを使います。

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今回は脇役に回ってしまいましたが、相変わらず良い画を出していました。3D以外はずっとフレーム補間の「トゥルーフィルム」モードが入ってましたが、皆さん気づきましたか?

AVアンプのセッティングでは、4機種すべてそれぞれの自動音場補正を使ってセッティングし、その後マニュアルで微調整を施しました。自動音場補正の精度も年々上がってきてますので、微調整する幅や項目も少なくなってきています。サラウンド再生では、それぞれの音場補正が加わった音での比較になっています。

それでは登場順に簡単に報告及び感想を書かせていただきます。

デノン AVR-4311

Avr4311

奇をてらわず熟成を重ねてきた、デノンのミドルクラスAVアンプ。最近AirPlayにも対応になり、機能性は最先端をいきます。

始めにCDジェニファー・ウォーンズ「The Hunter」を、ピュアダイレクトによる2チャンネルで再生し、アンプの素性を測ります。最近のAVアンプの音質の向上を改めて実感させてくれる音です。以前はどうしても大味な音になりがちでしたが、音が反響して空間に広がる様や、締まった低音、肉声感など、ピュアオーディオに迫る再現力です。

この機種のみ9chパワーアンプを搭載していますので、サラウンドはフロントハイトスピーカーを含めた9.1ch再生でのデモになります。Audysseyで補正された音は、以前の極端なハイ上がりではなく、適度に明瞭度と艶やかさのある音になっていました。Audyssey DSXの効果は絶大で、サラウンド空間の広さは4機種中最もありました。

麻倉さんも「AVC-4310よりも音の質感が向上した」とおっしゃっていました。

マランツ AV7005+MM7055+MM7025

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今回唯一のセパレート型になります。パワーメーター調の円形ディスプレイを配したデザインは、シンプルでカッコいいです。こちらもAirPlay対応になり、機能的にも隙なしです。

ピュアオーディオによる2ch再生では、脚色の無い素直な音調が印象的です。以前の線の細さは影を潜め、中低域も厚みがあります。高域のキツさのない耳障りの良さも美点です。

サラウンドではAudysseyの補正が入りますが、同じAudysseyを使うAVR-4311とは音の傾向が異なります。高域の華やかさや艶っぽさは控えめですが、中音域にエネルギーバランスを置いた音は、セリフやボーカルに厚みがあり、危うさの無い安定した音です。

麻倉さんによると、デノンとマランツは同じグループ会社D&Mホールディングなので、開発部門も同じところにあるそうですが、敢えて交流を持たず独自性を大事にしているそうです。ですので、出てくる音もまったく異なります。最終的には音決めする人のセンスが大きいというところでしょうか。

パイオニア SC-LX83

Sclx83

今回の4機種の中で唯一32bitDAC搭載のAVアンプです。32bitDAC搭載のプレーヤーは多数ありますが、いよいよAVアンプも32bitDACの時代になってきました。さらにHi-bit32/Hi-sampling Audio Processingが加わることにより、圧倒的な情報量を誇ります。

2chダイレクト再生でも、圧倒的な情報量でクラスの違いを見せ付けます。以前のモデルでは、やや派手さが勝ちすぎるきらいがありましたが、32bitになりしなやかさが加わって、上質な華やかさになりました。

サラウンドでは、Advanced MCACCの優位性を見せつけます。さらにマニュアルでの細かな追い込みが出来るようになり、より人の感覚に近い補正が可能です。その効果は、音のクリアネスやサラウンドの繋がりに反映され、理想的なルームチューニングを施したかのような印象を受けます。さらに32bitDACとアイスパワーのコンビネーションによる駆動力と情報量は、静寂から大爆発まで、完璧に描き分けます。

過去にVSA-AX10ユーザーだった麻倉さんも、そのパフォーマンスに驚嘆されていました。

ソニー TA-DA5600ES

Tada5600es

毎回このクラスに力作を送り込んでくるソニーですが、今回も期待に違わぬモデルです。スピーカー位置のオフセットや、メーカーの違うスピーカーの組み合わせにも対応するスピーカーリロケーション with A.P.Mは、現実のサラウンド環境を考慮した、ユーザーフレンドリーな機能です。

2ch再生では、SC-LX83に迫る解像度を感じます。TA-DA5500ESでは、やや低音域が薄く軽い印象を持ちましたが、低音域の力感も増してバランスが良くなっています。

サラウンド再生では、今回は同じシリーズのスピーカーを用意したので、スピーカーリロケーション with A.P.Mは使わず、アドバンストD.C.A.C.のみの補正を行いました。SC-LX83の圧倒的な駆動力には及ばないものの、情報量ではかなり良い勝負をします。空間情報量とサラウンド感は、このモデルの売りの一つでしょう。

歴代のソニー製AVアンプを聴いてきた麻倉さんも認める、ハイコストパフォーマンスモデルです。

久々にきちんとAVアンプの比較試聴をしましたが、以前は精度が今ひとつだった自動音場補正も、十分実用で使える程に進化していました。ネットワーク機能やi-Podとの連動など、機能性も発展し、もはやAVアンプと言うよりは、マルチメディアレシーバーと言う方が当たっていると思います。

4月14日まで3D AVアンプ視聴商談フェア!!も継続中ですので、AVを購入するなら今が買いどきです!!

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