昨日はQUAD Ⅱ‐Classic Integratedのイベントでした。
みなさんこんにちは、アバックの福田です。
昨日はQUAD Ⅱ‐Classic Integratedのイベントがありましたので簡単にレポートします。
Ⅱ‐Classic Integratedの概要:
Pure Class A 出力段 KT-66のプッシュプル構成で25W
フォノイコライザーアンプ搭載 1チャンネル4石のトランジスターによるディスクリート構成
ドライバー段 ECC83とECC88をカスケード接続とし、高いゲインを広帯域で取得
電源 ダイオードによるブリッジ接続
スピーカーはFOCAL DIABLO UTOPIA、CDプレーヤーはデノン DCDSXでの試聴です。
ギター:Friday night in San Francisco:Medtiterranean Sundance
歯切れの良いギターがバツグンの分離感と共に展開されライブの熱気を伝えてくる。適度なエコーとピッキングの強弱の表現が素晴らしい。
女性ボーカル:Martha Miyake:What is there to say
歌声の生々しさと実体感に圧倒される。背景のピアノの旋律が耳に心地いい。
男性ボーカル:プリン・ターフェル:ロッホ ローモンド
伸びのよい歌声が時には力強く、時には繊細に微妙なニューアンスをしっかり伝えてくる。ある意味感動的ですらある声に魅了される。
クラシック:バインスタイン:ショスタコービッチ交響曲第5
重厚かつ壮大な演奏で微小音までしっかり表現され、音の陰影感、奥行き感を描き出す。
ジャズ:デイブ ブルーベック:テイクファイブ
サックスの圧倒的吹き上がり感とヌケの良さが聴く者を引き込む。切れのよいハイハットが秀逸。
ジャズ:デューク エリントン:Take the A train
オープニングのピアノがとても軽快で楽しく、聴く者を引き込む。全体のアンサンブルも明るく、伸びやかで爽やかな印象である。
オペラ:VERDI AIDA
透明で奥行き感ある歌声が部屋全体に広がり壮大なファンファーレとつながっていく。圧巻である。
総評:
今までの管球アンプのイメージとはかなり違い、その音はハイスピードで切れがある現代的なものである。それでいて神経質な部分がまったくなくゆったりと音楽を表現する。さすがQUADの伝統である。
説明に気合が入る株式会社ロッキーインターナショナルの進藤さん
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