エプソン新プロジェクターEH-TW4500&EH-TW3500を見せてもらいました(前編)
今日のDream11が楽しみな渡部です。
エプソン新プロジェクターEH-TW4500&EH-TW3500の試作機の映像を見る機会がありましたので、簡単に紹介いたします。
今回EH-TW4500の塗装が、マット調のつや消し黒に変更になり、シアタールームに合うように反射を抑えるような仕様になっております。
当日のEH-TW4500は試作機の為、コントラストも70%位しか出ていないとの事でしたが、それでもポテンシャルを十分伺い知るだけの映像を出してました。
始めに画作りのコンセプトの説明があり、黒に余計な色がのらないように、ベースを揃える事に徹底してチューニングしたそうです。実際の映像でもそれは十分確認できました。透過型液晶で、ここまで余計な色がのらない、きっちりとした黒が再現できるとは思ってませんでしたので、驚きでした。
この辺りは、4日にイベントを行ったビクターのDLA-HD950と共通する所なので、興味深かったです。ベストな画作りを追求していくと、目指すところは同じなのかなと思いました。
黒だけでなくグレースケールでも、各階調に余計な色がのらない徹底振りでした。ここまで徹底しても実際の色が破綻してしまっては意味がないですが、さすがエプソン伝統的な肌色の美しさはそのままに、色のバランスに破綻はありません。
このチューニングは、通常の3倍時間が掛かるので、この価格帯のプロジェクターに行うのは異例だそうです。パナソニックやサンヨーが国内のホームシアター用プロジェクターから撤退する中、ここまでプロジェクター開発に力を入れているエプソンの姿を見ると、感動すら覚えてしまいます。
長くなりそうなので後編の、「フレーム補完」「超解像技術」「4-4プルダウン」に続きます。
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