DVD-A1XVA対DVD-A1UDイベント報告
ヒクソン・グレイシーに対戦を申し込もうと思っている、Uの遺伝子を持つ渡部です。
「DVD-A1XVA対DVD-A1UD新旧直接対決」イベントが終わりました。DVD-A1UDのイベントもかなりやり尽くした感がありますので、参加人数が心配でしたが、満員御礼となり多数のご参加ありがとうございました。
ちょっと黒くて分かりにくいですが、上がDVD-A1XVA、下がDVD-A1UDです。DVD-A1XVAってかなりゴツかったのね
さてイベントの方ですが、私もDVD-A1XVAユーザーですので、かなり気になる内容でした。その内容を簡単に紹介します。
①DVD コンポーネント480P対決
HQVベンチマークディスクとロードオブザリングのチャプター2を再生、コンポーネント480pの水平解像度はややDVD-A1XVAが勝るようです。両方共i/p変換エラー、クロマエラー、ジャギーは皆無でトップクラスのDVD画質でした。
②DVD HDMI1080p/60Hz&DTS音声対決
クリームの再結成ライブを再生、HDMI1080pのビデオ画質は決定的な差を見せず、両機ともHDMI出力はコンポーネント出力より解像度と輪郭の切れが向上。音は量感がありやや太めのDVD-A1XVAに対して、締まって切れのあるDVD-A1UDという感じでした。
③DVD HDMI1080p/60Hz対1080p/24Hz対決
タイタニックのチャプター19のパーティー会場をパンしていくシーンで、DVD-A1UDの24pの効果により滑らかさとフォーカス感が向上。グラディエーターのチャプター12の円形闘技場を上空から俯瞰で映すシーンでは、DVD-A1XVAの1080p/60Hzでも他のDVDプレーヤーに比べて観客席等のちらつきが少ないですが、DVD-A1UDの1080p/24Hzではそれも完全になくなります。
④CD アナログ2ch対決
平井 堅のブルースペックCDよりDESPERADOを再生、DVD-A1XVAは自宅でも聴きなれた音で、もう少しS/Nと明瞭度が欲しい。DVD-A1UDに変えるとパッと聴きで分かる程違いが出ます。S/Nの向上により静寂感と広がり感が生まれ、ややカサつき気味だったボーカルに潤いが出てきます。32BitDACが効いていると思われます。
⑤SACD マルチチャンネル対決
JAZZサンプラー収録のTHE JIM HALL QUARTETによるBEIJA-FLORからはDENON Linkを使用、前半のピアノとドラムのブラシのみによるパートでS/Nの違いが分かります。後半はベースとギターの音色の豊かさでDVD-A1UDに軍配が上がりますが、アナログに比べると差は少ないです。
⑥DVDオーディオ マルチチャンネル対決
QUEENのBohemian Rhapsodyを再生、ドラムの音にそれぞれのキャラクターが表れ、やや太めで柔らかいDVD-A1XVAと鋭くエネルギッシュなDVD-A1UDという感じで、このあたりはDVDとほぼ同じ印象です。音の明瞭度もややDVD-A1UDが良いように感じました。
⑦DVD対ブルーレイ同タイトル対決
最後に「アキラ」チャプター2のバイクによるバトルシーンのDVDとブルーレイを、それぞれDVD-A1XVAとDVD-A1UDで再生、違うのは分かっていますが、どの位違うのか比較してみました。ブルーレイ版の臨場感は圧倒的でした。当たり前ですが
感想:DVD-A1XVAユーザーとしては複雑な気分でした。個人的にはCDプレイヤーとして使う頻度が高いので、アナログ音声出力の音が重要なのです。自宅のDVD-A1XVAには外部D/Aコンバーターを使ってますが、DVD-A1UDの音と直接比較してみたくなりました。SACDも結構聴きますので、外部DACが不用になればベストです。
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