【USED&OUTLET本店】ヴィンテージSPの牙城! TANNOY AUTOGRAPH (オートグラフ) メンテ完了!! 完成編!
ヴィンテージからハイエンドモデルまで アンプ、スピーカー、アナログ、その他、故障品も買取りいたしておりますUSED&OUTLET本店 津嶋です。
今回はメンテナンス完了しました、 TANNOY オートグラフ をご紹介させていただきます。
今回入荷のオートグラフ のユニットでございますが、
ご覧の様に、さすがに30年以上経つと、エッジがボロボロ。さっそく山形県にメンテナンスに出しておりました。
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2か月余りの時を経て、
シャキーン!! コーンのクリーニングも行い、とってもきれいになりました。!!
さすが 山形メンテです。仕上がりが修復品とは思えない、素晴らしい出来栄え!!
また、今回、エッジ交換だけでなく、気になるところを徹底メンテナンスいたしました。!!
同軸高域側 オーバーホール、動作調整
同軸低域側 オーバーホール、動作調整
ネットワーク オーバーホール、コンデンサ交換、半田打ち直し
慎重にスイープを入れて全体域で歪が無いことを確認。無事メンテナンス完了いたしました!!
やっぱりメンテの効果はとってもタカス!! 鮮度感と躍動感が劇的に蘇りました。!! これぞ ヴィンテージTANNOY!!
御覧のようにダンパーの沈み込みもほとんどなく、これならボイスコイルを擦るなんてことも、暫くはなさそうです。
ユニットは完璧に仕上がりました。!!
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さあ、ユニットの組み付けです。
併せて、ネットワーク、ターミナルが収まるサイドのスリットも取り除きます。
左側のネットワークに続いて、右側のターミナルを取り付けます。
こちらも裏面からビス止め。ヴィンテージらしい、頼りない小さな端子ですよね。
ケーブルの流れをご覧ください。右側のターミナルにアンプからのスピーカーケーブルが結線されます。そこから左側のネットワークにケーブルが伸び、さらにネットワークの左端からケーブルが垂れ下がっています。これがユニットに繋がります。
このケーブルをタンノイのユニットによくある4ピンのコネクタにネジ止めします。
ユニット周りのビスがご覧いただけますでしょうか。この4本がショートホーン→ユニット→土台を固定します。
スリットを戻して完成です。ここまで1本で約50分。ビスがやたらと多くて、必ず筋肉痛を伴います。
さて、ネットワークですが、
意外に赤いケースのドイツ製VIMAやフランス製のSOLENが使われていたり、多国籍軍です。この辺りは、また次の機会にじっくりお送りいたします。
完成後の視聴は、アキュフェーズのリファレンスCDで行いました。クラシックの名録音がワンサカ入っています。
エッジ、コンデンサの交換をしたばかりですので、音はまだやや堅めですが、これはスゴイ!! 3つのホーンで動作するオールホーン構造の鳴りっぷりとエンクロージャー自体の鳴きの相乗効果で、包まれるような豊かな響きにもうメロメロ!! エージングが進み、さらにしなやかになることを想像すれば、これはただ事ではない!! 弦の響きがやたらめったらきれい!!
さすが、TANNOY!! これぞ、ヴィンテージスピーカー!! やっぱり好みの音!!
USED&OUTLET本店ではこの TANNOY AUTOGRAPH を販売決定! 是非、ご利用くださいませ。
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