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2017年12月

2017年12月30日 (土)

【HT横浜関内店】 2017年 年末のご挨拶

HT横浜関内 須田・渡邉です。

Yokohama_staff今年最後の更新となります。
2017年もたくさんのお客様にご愛顧いただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。

2017年12月31日から2018年1月4日までお休みとさせて頂きます。

来年はスタートダッシュを掛けさせて頂きます。

新春初売りセールでございます!

Shinsyun_banner_2 https://www.avac.co.jp/contents/2811

年明けから特価をご提示させて頂きます。ご期待頂ければ。

何かありましたらご連絡下さい。

そしてもう一つ。

別エントリーにて

「8Kどうでしょう」のエントリーを掲載させて頂きます。

年末のお時間を少し頂戴できれば幸いです。

Lc70x500 ちなみにAQUOS 8K LC-70X500ですが、2018年1月20・21の両日店舗にやってきます。もちろん、8Kプレーヤー+サラウンドシステムを完備し、持込OKの状況を作らせて頂きます。座ってきちっとみられる状況、UHD-BDの再生はなかなかないかと思います。ご期待ください。

皆様良いお年をお迎えくださいませ。

なお、休業期間中もメールでのお問い合わせは可能です。年始の営業開始後、回答させて頂きます。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

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045-228-9881 (営業時間 11:00~20:00まで)

※12/31から1月4日まではお休みになります。

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24時間受付:年末年始は1/5以降の対応) となります。

【HT横浜関内店】 8Kどうでしょう(2020.2.7更新)

2020.2.7:SONY BRAVIA Z9H、LG OLED8K等実情に反映させております。

HT横浜 渡邉です。

Kao

どこかの番組のようなタイトルですが、

最近このようなご質問を頂きました。

「8Kシアターって実際に可能なんですか?」

150529_nhk_02

以前、将来的なお話を書かせて頂きましたが、その後若干変化も出てきました。
実際に8Kを想定した仮想配線なども引いた上で、情報のアップデートをさせて頂きます。

なお、長いです。ご容赦ください。

まず、全般的な変化としては技研2017の項目でも書きましたが
「理論から実践への変化がスタートしている」という状況です。

NHK技研2017 スーパーハイビジョン

https://www.nhk.or.jp/strl/open2017/tenji/index.html?type4

Giken_henshu2017

まず決まっていることとして
「2018年12月1日にNHKの8K放送スタート」
これは確定しています。

8kshv_logo

もちろん、同時にBS-4Kもスタートします。但し、8Kの放送はNHKだけです。
現時点では、トランスポンダ使用数の関係から民放が入り込むことはしばらくの間難しいと思われます。コンテンツは・・・・それなりに準備は始めています。生放送への対応も可能な状態です。

ここまでが今までわかっている事です。

ただ、この状況は逆に言えば「放送開始まで機材面の時間的余裕がほとんどない」状況です。
BS4K・8Kのプラットフォームは共通点が比較的多く、決めなければならないことが多いのですが、
そろそろ仕様関係が確定しているはずです。AQUOS 8Kも発売になり、どうやらチューナーも近日中に出る予測も出始めていますので、そろそろ動きが出始めるのではないかと思います。

さて、ここから先は将来の予測(アップデート版)となります。

まず、8Kの接続・・・

Hdmi21



現段階ではHDMI2.1で確定です。時間がありませんので。

HDMI2.1は8K対応・ダイナミックHDRなどの機能に対応しています。
問題は伝送速度とケーブル長ですが・・・。転送レートは48gbpsなので、現実的な転送レートはフル解像度8Kで 60P 4:2:0 10bit(DSC圧縮)になるかと思います。(現状では4:2:0 12bitは厳しいと思います。) プロダクションレベルでは12G Ultra-SDIになるかと思います。

この状況はテレビの場合は問題はないのですが、プロジェクターの場合はまだ何とも言えない状況です。HDMI2.1の長さは2m以内と言われており、プロジェクターは蚊帳の外です。

(イコライザー入りのメタルケーブル、18Gbps対応の光ケーブルは8K時には更新が必要です)

現在、光HDMIのメーカーにも確認はしていますが、現状では様子を見ているのが実情です。

次に受像機ですが

現時点では液晶テレビとしてSONYとSHARPから商品が出ております。(2020.2.7更新)

Imgsec0201_2

So02_s_3

【横浜店】SONY 8KテレビBRAVIA KJ-85Z9H情報公開です!

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2020/02/sony-8kbravia-k-92b0.html

また、「OLEDは8Kにならないのか?」と言うご質問が多いのですが、パネルは8Kの物が発売されており、別チューナーで対応する旨の記載があります。

LG OLED8K OLED88Z9PJA

Tvsignatureoledz901introdesktop

https://www.lg.com/jp/tv/lg-OLED88Z9PJA

設置にはそれなりに条件がございます。下記のブログをご参照ください。

【横浜店】 LG 88インチ8K有機EL OLED88Z9PJAについて(2019.11.10追記)

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2019/09/post-add6.html

Dlavs4800_prod_l

プロジェクターについてはいわゆる「ウルトラハイエンド」の機種はほんの少しだけ可能性があります。業務用ではすでにJVCやアストロデザイン(デルタ電子製のこちらは3DLP)から出ていますが、民生機はDLA-Z1ベースのE-SHIFT8Kも可能性がある(業務用はおそらく今年出てきます。)というところでしょうか。インターフェイスの問題や値段も大変なことになりそうですし、こちらもまだ何とも・・・。現時点ではSXRDなどのリアル8Kパネルはさらにその先になります。

最後に音声ですが

実際に考えた段階では、これが現時点で一番の問題かもしれません。
厳密に22.2CHをやろうとすれば、仮に現在の民生機で強引に組んでみた場合
サウンドスクリーンで22.2CH、現実的なテレビで21.2CHとなります。

Shv222

今回私が頂いたお話は既設のお部屋、元から存在するスピーカーシステムとかち合わない前提です。

こうなると同じスピーカーで揃える、置き・スタンド・埋め込みへの適応範囲の広さから考えられるのは、CabasseのEOLE3、またはCambridge Audio MINX,ANTHNYGARO  マイクロサテライト/ADIVAぐらいかと思います。

また、全部露出ですが、ECLIPCE TDシリーズを使えば、ベースの音色は同じでフロントとそれ以外の大きさを分けられますのでこちらもよろしいかと思います。あとのスピーカーは場所を取り過ぎてしまい、お部屋がスピーカーだらけになってしまいます。

但し、全くの新規で壁面埋め込みスピーカーの組み合わせで専用室を設けることも現実的には可能かと思います。埋め込みの場合、B&W,KEF,JBL.ELACなどかなりの幅で選ぶことが可能です。

あまり現実的ではありませんが、30畳以上のお部屋や専用地下室でしたらサウンドスクリーンでJBLProをスクリーン裏に埋め込むなどで実質映画館ベースの組み合わせも可能です。

最初の前提で、設置位置をざっと計算します。(22.2CHサウンドスクリーンの場合)

222ch

EOLE3で組んだ場合は下記の通りとなります。

上の配置図を参考にしてください。

上層9本

TpFL TpFC TpFR EOLE3壁掛け固定
TpSiL TpC TpSiR:EOLE3ICAD
TpBL TpBC TpBR :EOLE3壁掛け固定

中層10本

FLc FC FRc :EOLE3スタンド
FL FR :EOLE3スタンド
SiL SiR :EOLE3スタンド

BL BC BR EOLE3スタンド又は壁掛け

下層3本

BtFL BtFC BtFR EOLE3

LFE1と2

Eclipce・MINXで組んだ場合はトップがすべて露出になります。

アンプ 9.2CHクラス 3台(将来的には11.2または13.2CH 2台)
(HDMIからのLPCM8ch+LFE受けが可能な物:またはアナログマルチ入力可能な物)
LFE1・2 サブウーファー 2台
Cabasse EOLE3が22台(通常設置3台、EOLE3ICAD9台、スタンド10台)
(21.2CHの場合FCが無くなりFLc FRcが床置きになります。)
となります。

ただ、ここからが問題で

現状のSHARP 8Kチューナーは音声出力はHDMI3本、8ch×3で出力されていますので
仮にAVアンプを用意した場合、9.2CHクラスが3台必要になります。
そして、現行のチューナーは出力チャンネルが5.1CH以上のシステムと互換がありません。

(2018.1.12追記:今後出てくる8KチューナーはおそらくHDMI2.1+eARCで最大32CHが一本出しができるかと思います。ただ、22ch受け止められるアンプがほとんどないですね・・・。現時点では超高級AVプリアンプか、アナログ変換を掛けて2台か、3台のアンプになるかと思います。問題点は変わらない状況です。)

(※ITU-R BS.2051-0の規格に沿っています。)
こうなると、3台のアンプの内2台は22.2CH(21.2CH)以外では使用しないことになります。(11chアンプ2台でチューナー側からチャンネル割り振りを変更する事ができればもうちょっと現実的なんですが。)また、現時点では音場調整は感覚または測定による手動です。

ここまでの情報から実際に配線を想定してみると「机上では」8Kシアターは制作可能です。

仮想の単純計算でLC-70X500と発売予定の8K/4Kチューナーを入れて考えた場合・・・インストール費・工事費込みで500万円以上になります。
ただ、正式インストール・工事費は・・・・正直実際にお話が出るまで分かりません。

また配線・配管の問題から、点検口などで天井レベルで弄ることが出来、かつ今までのDolbyAtoms/DTS:X環境とは別に構成する前提で考え、切替機前提で何とか既存の5.0CH分のスピーカーの位置として互換がとれるかどうかであり、

現実的には、オール新設以外、22.2CH、21.2CH構成は難しいんじゃないかと思います。しかも、出来たとしても通常は5.0ch・・・。アナログマルチ入力でもうちょっと。

ただ、これも今後の話ですが、
現在ITU-R BS.2051-0
(Broadcasting service (sound)Advanced sound system for programme production)の規定の中には
Loudspeaker layouts for advanced sound systemと言う項目があり、

SoundSystemとして
Loudspeaker configuration for Sound system H (9+10+3)
Loudspeaker configuration for Sound system G (4+9+0)
Loudspeaker configuration for Sound system F (3+7+0)
Loudspeaker configuration for Sound system B (0+5+0)

が存在します。Hのシステムはそのまま22.2CHですが、Gのシステムは設置位置としては7.1.4CHにフロント追加2つの13.2ch、Fのシステムはフロントハイト+センターハイト(これは特殊です。Auro3Dなど。)と言うものが存在します。13.2Chのアンプが出てくれば(Auro13や11chのフロントBi-amp対応がメインかと思いますが)フルではありませんが対応は出来そうです。

(2018.1.12追記:e-ARC対応の13CHアンプであればHDMI2.1 1本のダウンミックスで何とかなるかもしれません。DENONのMODEL Xとか・・・。)

この規定日付は2014/02であり、今後変わってくる可能性は十分あり得ますが、Gのシステムが一番現実的なように見えます。通常のAVアンプでは「G」システムをベースにさらにFC・FLc ・FRcをBCにミキシングして7.1.4CH、後は通常のダウンミックスで何とかと言うところでしょうか。実際の落し所としてはこの辺なのかなという印象です。

ともあれ、8Kの現状はこんなところです。もう1年を切ってしまい、先程のフォーマットも含め何が変わるかわかりませんが、ご新築の場合、現実への落とし込みを考え始めてもいい段階に入ったような気がします。現状ではご相談と言うのは気が早い気もしますが、お話は伺えるかと思います。

最後にこれも大きな問題のCASについてですが、概ねはっきりしているのですが、まだ確定的なことが言えない状況です・・・。
最近この「A-CAS」について書いている記事がありましたのでリンクを貼ります。

http://toyokeizai.net/articles/-/181314

今のところ2019年までは「外部基盤方式」という名前のカードになりそうだというところまでは確定です。リンクの記事内容は見た方それぞれでご判断いただきたいのですが、個人的には、機材の修理費用が万単位になるなどデメリットが多すぎますし、まして8Kを持ち出すという発想自体がとてもナンセンスに思えます・・・。

何にしても、この話はもっと公共の場に持ち出すことは大事かなと言う気がします。

なお、現在のチューナーは試験放送の為スクランブルが掛かっておらず、CASに対応していません。2018年12月以降は使用できないというのはこのためです。

ともあれ、金額の問題・機材・工事の問題をお読みいただいても「それでもやりたい!」と言うお客様はご相談ください。未確定が多すぎて時間は頂くと思いますが・・・。

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2017年12月21日 (木)

【HT横浜関内店】 バットマン・ダークナイト 4K UHD-BD、すごいです。

HT横浜 渡邉です。

Kao

まずは・・・BIGボーナスセールがあと2日でございます。

Bigbonasu_bana2017

https://www.avac.co.jp/contents/big_bonus2017.html

お値段を出せるのがクリスマス・イブまでです!

年内に間に合う商品もまだございます!メーカー在庫のある商品もおおむね月曜日がリミットになります。お急ぎを。

さて本題です。

皆様お待ちかねの

Imag6607

ダークナイト UHD-BD発売でございます。

視聴時間はまだほとんどないのですが、簡単に。

感想としては
「ダークナイトの絵って本当はこんなに情報量が多かったんだ。」

「BDって何だったんだろう・・・。」
と言うところでしょうか。

BDとの比較をしてみましたが・・・。

Imag6626 ちなみにこちらがBD

Imag6611
まず最初の青が全く違う色です。

UHD-BDの方がくすんだ・深い「蒼」と言うところでしょうか。

最初の高層ビルのシーンから色がかなり濃く、しっかり映りますが・・・

Imag6613

ここからはBDとUHD-BDの印象は全く別のものになります。

「ああそうか。銀行内がこの暗さであれば仮面の陰影は当然。」

「カウンターの蛍光灯を見てみれば本当はこの暗さか・・・。」

Imag6628

こちらがBD版、全体的に明るい印象です。

Imag6617_2

「ああ、そうか。逆光だからジョーカーの顔は見えないんだ。」

Imag6630
「ああ、炎って眩しい・・・」

Imag6638 こちらがBD版

Imag6624

「ああ、ビル群の立体感がまるで違う・・・。」

Imag6636_2 こちらがBD版

Imag6622

と、気になった部分だけでも明るさと色彩・解像度の情報量がまるで違います。写真は間に合いませんが、香港のビル群は裸眼立体になりますし、ライトに照らされたビルの陰影はまるで窓から外を見ているようです。

何よりもBD版で当たり前と思っていたシーンがちゃんと考えてみれば理屈として当たり前の景色に代わり、そしてその絵が以前とは全く違う絵になる点は驚愕です。また、今回は有機ELで視聴しても色合いがプロジェクターとさほど変わりないことから、とても素直に「撮影された映像をいかに忠実に全部出し切るか」と言う点に絞っている印象です。
もう一つ、こちらも写真は間に合いませんでしたが、ソニーは元の映像を忠実に再現し,JVCはより黒をしっかり出してシアターとして見せるという機種の個性がより忠実に出ている印象です。どちらのファンにも楽しめる作品だと思います。

まあ、メニューの動きが遅い点はどうかと思いますが。

Imag6620

逆にBD版については,UHD-BDの素のままの映像を見ると、作った方が素晴らしく、BD・SDR・BT709の領域でいかにインパクトがあって綺麗に見せるかと言う点に注力して作られた傑作だという事も同時に思いました。最終的にはまるで別の作品ですが両方共傑作です。

当店は「ダークナイト」だけですが、本日よりデモソフトとしてご用意しております。
秋葉原の様にDLA-Z1まではご用意できませんが、VPL-VW745とDLA-X990Rはございます。
来年に備えて、ご視聴頂いてはいかがでしょうか。
DLA-X590R、旧機種のDLA-570R、EH-TW8300、一部のAVアンプについてはお問い合わせください。あまり時間はありませんが、年内に間に合う場合もございます。

また、店舗・倉庫在庫商品の条件であれば12/29 午前中の商談成立・ご入金までの条件で出荷が可能です。ご相談ください。申し訳ありませんが年内・年始の取り付け工事はかなり難しい状況です。

もう一つ、年末の店舗へのお問い合わせは事実上25日までです。メーカーが動かなくなるとこちらもどうにもなりません・・・。また、メーカーサポート自体もおおむね12/28が年内リミットになります。長いところでは1/8前後までは動かないことが多いようです。

【HT横浜関内店】大事です!年末のお買い換え・設置工事日程に関して。

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2017/10/post-73ac.html

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2017年12月11日 (月)

【HT横浜関内店】 BS4K・CS4K放送について(2018.7.15更新)

2018.7.15更新:最新状況について「BS4K・CS4K放送について2018年7月版」を別エントリーで作成しております。

横浜店】 BS4K・CS4K放送について2018年7月版

https://blog.avac.co.jp/yokohama/2018/07/ht-bs4kcs4k2018-2c2a.html

HT横浜 渡邉です。

Kao_2

昨日ですが、ついにBS4K(右旋)及びBS 左旋、そしてCS110°左旋の周波数が確定し、それぞれの放送時期もほぼ確定しました。

Phile-Web様 

4K/8K実用放送、2018年12月1日から開始。チャンネル割り当ても発表

http://www.phileweb.com/news/d-av/201701/24/40422.html

結果から見る限り、思った以上にギリギリです。 チューナーユニットのサンプル出荷が始まっていることから17年度中に動くかと思いましたが、2018年の12月にスタートと言う事になりました。一部は2019年の12月(BS日本)WOWWOWに至っては2020年12月・・・。

2017年度中に動くのはCS110°左旋の試験放送だけと言う事になります。

期待していた冬季オリンピックは2K放送と言う事になります。 ここまで遅れる理由はなんとなく次世代CASの問題があるのだろうと推測しますが・・・・。

この状況から、今後の対応について記載します。ホームシアターをお考えの方はご参考にしてください。(2017.1.28 ご質問がありましたので一部変更しています。)

まず、4K放送に伴うテレビの視聴状況に関して

BS右旋

Bs4k_1

ご覧のとおり、BS右旋のBS4Kは既存のBS2Kとは違う周波数で放送されます。

次にBS左旋

Cs4k_110_1 ここにNHKの8K放送「NHK SHV 8K」が入ってきます。WOWOWも40トランスポンダを使っていますので、ここで4K放送を行うものと思われます。

最後にCS110°左旋

Bs4k_2_2 

ここに4Kの実用試験放送が入ってきます。CS124/128°右旋でいう「NEXTV 4K」がCS左旋で「A-PAB試験放送」と事実上名称を変えて放送の形になります。

ここで大事なことは、あくまで「既存の物は変わらず、新しい高画質放送が追加になる」という考え方です。地上波はそのまま、既存のBS/CS110も当面はそのままです。

但し、既存の放送については4K放送の帯域を作るために、トランスポンダ(中継器)移動や帯域削減など既存の放送に変更が加えられます。テレビ放送のチャンネル再スキャンが必要になります。

帯域削減は2018年1月に実行されます。(2017.12.8現在)
NHK BS1/NHK BSプレミアム 

2018年1月14日()早朝(AM1時~6時)
BS-TBS/BS朝日 

2018年1月22日(月)早朝(AM1時~6時)
BSフジ/BS日テレ

2018年1月29日(月)早朝(AM1時~6時)

トランスポンダの移動は下記の通りとなります。

2018年1月14日() 午前1時00分 ~ 午前6時00分に

NHK BSプレミアム

(移動に伴う放送休止ch→WOWOWプライム

スターチャンネル(スター2/3)

(移動に伴う放送休止ch→NHK BS1

2018年1月22日(月) 午前1時00分 ~ 午前6時00分に

BSジャパン

(移動に伴う放送休止ch→BS TBS/BS朝日

2018年1月29日(月) 午前1時00分 ~ 午前6時00分に
ディズニーチャンネル/BSアニマックス

移動に伴う放送休止ch→NHK BSプレミアム/BS日テレ/WOWOWプライム/BSフジ

これらのトランスポンダ移動はBSチャンネルの再スキャンを伴いますので、ご注意ください。

既存のテレビが見られなくなるという事はありません。慌てないようにお願いします。

次に機器についてですが

Z9d

テレビの購入については、今年はあまり考えなくてもいい状況になりました。 今年度のモデルですでにHLGなどは対応しておりますので、BS-4K/CS110左旋放送は外部チューナーで対応と言う事になります。ただ、テレビに手を付けず、18年の12月まで引っ張るという方法もあるかと思います。

Vplvw535_bk

プロジェクターについては映像送出機器に依存しますので、DolbyVisionまで対応している・または予定の物であれば万全、HLGまで対応していれば及第点と言う事になります。BS/CSの4K放送はHDR方式がHLGになります。映像配信系は基本的にHDR10方式となります。現時点での問題はむしろHDMI2.0の長さです。

レコーダーなどについても、今年はあまり考えなくてもいい状況です。但し、すでにレコーダーをお持ちの場合はもうしばらく引っ張ってもいいかと思います。

Dmrubz1_front_2

レコーダーはほぼ日本のみと言う事もあり、PanasonicのUBZ1後継機、ソニーのレコーダー上位機種などが考えられますが、おそらく今年は無いんじゃないかと・・・。ただ、対応チューナーを内蔵して後日アップデート対応の可能性はあるかもしれません。

Avrx6300h_2

AVアンプ関係はHDMI2.0並びにHDCP2.2まで対応していれば基本的には問題ないかと思います。唯一のネックはDolbyVisionですが、パススルーであればおそらく問題ないかと・・・・思います。

次に変更が必要なものを先に上げさせて頂きます。

Bs4k8k_anteena

最初に衛星アンテナですが、ご新築の場合はアンテナをBS/CS右旋・左旋両対応の物にして頂く必要があります。 ここが大事です。

マスプロ電工 4K/8K早期導入の勧め

http://www.maspro.co.jp/products/4k8k/early/index.html

日本アンテナ 4K/8Kページ

http://www.nippon-antenna.co.jp/4k8k/

panasonic 45型BS・110度CSアンテナ TA-BCS45U1/UK1

http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/01/jn170127-1/jn170127-1.pdf

なお、民放の4Kは大多数はBS右旋ですが、動画圧縮方式が異なるため今のテレビで見ることはできません。また、左旋対応周波数(2073~3024Mhz)は既存のアンテナでは受信できません。

既設の方は2018年12月までに機器と一緒にアンテナ交換の必要があります。ブースターはおそらく交換が必要、分配器は交換の可能性があります。

Photo

Dokomo

次にフレッツTV・ドコモTVなどのサービスですが、すでにBS-4K右旋には対応を表明しています。構造的に左旋も対応はできるのではないかと思います。

Tzhxt700pw

次にケーブルテレビの場合ですが、これはセットトップBOX次第です。ケーブルの場合基本技術やインフラはできておりますので

NHK 8Kスーパーハイビジョン ケーブル伝送

http://www.nhk.or.jp/strl/onepoint/8kcable.html

セットトップBOXの交換、またはONUの交換またはアップデート(フレッツ光・ドコモ光の場合)で対応することになります。 

なお、ケーブルの場合、おそらくチャンネル数は減る方向になります。

Fmpx7a

またBS4K・CS左旋対応の単体チューナーについては今年前半は難しいと思われます。なお、CS128°で使われたFMP-X7などのチューナーはCS110左旋には使用出来ない可能性が高いものと思われます。この辺は割り当てられた周波数で試験放送を行うかどうかという状況で変化します。

蛇足ですが、4Kはその性格上、ネット配信も多くなるものと思われます。 ご新築の場合はLANの配線をカテゴリー5ではなく6まで上げておいたほうがよろしいかと思います。 既設の方は別に引いたほうがいいかも・・・・。無線はなかなか信用できませんので。

Nhk_super_hivision_3

最後に8Kですが、2018年12月までに機器が発売される可能性は高いかと思いますが、現時点では全く読めません。 強いて言えばBS左旋対応のアンテナと、効率のいい配線を用意しておいていただければという程度です。 最初のSHV 8K音声込みのフルシステムは機材のみで数百万単位のシステムになるかと思います。

情報更新:テレビとチューナーだけであれば2017年12月の段階では120~150万円ぐらいでAQUOS 8K 70インチ+チューナーと言うところでしょうか。

引き続き情報が出次第書かせて頂きます。わかってはいましたがトランスポンダ120と言うのはすごいですね・・・・。

さて、時期は決まりました。あとは準備だけです。

現状では適応性でプロジェクターが少し有利な状況ですね。将来のことを考えたシステムにする必要があります。まずはご相談ください。

なお、お問い合わせはメール・お電話でも可能です。

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※火曜・水曜は定休日になります。

FAXの場合はこちら!

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ご来訪・ご連絡をお待ちしております。

2017年12月 7日 (木)

【横浜店】 SONY VPL-VW745 到着しました!展示開始です。(2019.11.1更新)

2019.11.1更新:VPL-VW745ファームウェアは最新バージョンです。

横浜店 渡邉です。

Kao

お待たせしました!

SONY VPL-VW745が先程到着しました。

Photo 箱が一回り大きいですね・・・・。

場所はもちろん当店で天吊り以外で一番いい最上段です。

Imag6510

Imag6514

画質の比較に入ります。今回はDLA-X990R、535との比較です。

カメラがHTC Buttaflyのカメラと言う事もあり、限界もありますがご容赦を。時間がありませんので基本的に弄っておりません。この写真より全体的に暗いものとお考えください。
また、VW535はちょっとランプ使用時間が長くなっていますので、参考程度でお願いします。

まずよく使用しているスタートレックの宇宙人。

VPL-VW745

Hikaku011_2

DLA-X990R

Hikaku012

そしてVPL-VW535

Hikaku013 正直なところ、だいぶ絵が違います。
特にフォーカスと黒の出方が顕著です。745の方が明らかに黒が出ており、フォーカスもレーザー光で光束がよくなっていますので、その差がストレートに出ています。レンズ自体はあまり違いがないように思えます。
DLA-X990Rは黒がしっかりしていることで、純粋なフォーカスとは違う方向で絵を引き締めています。
この辺りは好みです。白はVW745の地力が勝っていますね。

次に黒の表現。マリアンヌの空襲後のシーンです。
VPL-VW745

Hikaku021

DLA-X990R

Hikaku022

VPL-VW535

Hikaku023

とても写真には出ませんが、VPL-VW745の立体感が比較になりません。

このシーンは人の表情や周囲の様子がプロジェクター次第でかなり変わりますが、VW535とは階調表現の幅がかなり広がっています。ベースの黒もVW745の方が上です。DLA-X990Rとは黒を輪郭表現として使うスタートレックよりもベタな黒になりますので、表現はかなり近いところまで来ています。

こちらもお馴染み「レヴェナント」冒頭のシーンです。

VPL-VW745

Imag6524

DLA-X990R

Imag6525_2

VPL-VW535

Imag6527

このシーンもとてもカメラでは表現できないレベルの差ですね。水の沈み込みに差が大きくVLP-VW745は水の透明感が一皮むけています。VW535は全体的に明るくなります。

オールドの4Kアップコンバート最新UHD-BD「アポロ13」

VPL-VW745

Hikaku031

DLA-X990R

Hikaku032

VPL-VW535になります。

Hikaku033

打ち上げ直前のシーンです。BDとUHD-BDでかなり絵が変わっており、アルマイト処理された宇宙服の赤いリング部分やヘルメットの反射やコントロールルームのスタンドの光などがHDR化で差になります。アップシーンではフィルムらしい粒子感も出てきます。好みもあるかと思いますが、クリア感がかなり違います。745、すごいです。

最後にアニメBD「君の名は」から冒頭のシーンです。が・・・・。

携帯電話のカメラではとても表現ができないです・・・・。

VPL-VW745

Hikaku041

DLA-X990R

Hikaku042

VPL-VW535Hikaku043

アニメの場合、色数はどうしても減りますので色彩表現の部分と意図的に作成されたHDRの部分を見るのですが、この辺りは好みかなという気がします。この後御神体の紅葉シーンをみましたが、やはり立体感が比較にならず、差し込む光の眩しさを感じることができました。

結論から言えば、やはり携帯電話のカメラでは無理ですね・・・。今回の場合写真で出てくる絵と言うより立体感などの感覚に訴える物のの方が明らかに多く、これは見て頂かないと分からないだろうなあ・・・と言うのが率直な感想です。

後は「エグゾダス」の黒表現や「オデッセイ」のオレンジなど見てみたいのですが、時間が・・・。
12/9・10の両日はこれらのタイトルはすべてご用意していますので、お申し出ください。
また3D系のタイトルもいくつかご用意しています。

明日以降は持ち込みも可能です。ただ、店内が混みあっている時間が長くなっておりますので、お待たせする可能性がございます。事前のご連絡にはできるだけ対応させていただきますが、応じきれない場合もございます。あらかじめご容赦ください。

また、今回のVPL-VW745ですが、すでに多数のご予約を頂いております。
年内の入手をご希望の場合、早目の問い合わせをお願いいたします。

12/9・10はぜひご来訪ください。

なお、お問い合わせはメール・お電話でも可能です。

メールの場合はこちらのお問い合わせフォームから!

https://www.avac.co.jp/contents/yokohama_inquiry.html

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