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2015年9月

2015年9月25日 (金)

【USED&OUTLET本店】DENON SXシリーズ試聴会開催

こんにちは^^

Inabe1401_2

U&O本店 稲辺です。

今回は10/17(土)14:00~16:00開催するDENON SXシリーズ徹底試聴会をご案内致します。

初お披露目のDCDSX11,PMASX11と皆様には、おなじみのDCDSX1,PMASX1の比較です。

DCD-SX11はDSD 11.2 MHzおよびPCM 384 kHz /32 bitの入力信号に対応のUSB-DACを搭載。

またPCからデータと共に混入するノイズ成分を完全に排除するアイソレート機能「PC Pure Direct」を搭載。

そしておなじみのアルファプロセッサーには新開発のAdvanced AL32 Processing Plusが搭載されています。

音色は豊かな色彩感と艶やかな王道DENONサウンドに仕上がっています。

El_dcdsx11_jp_sp_fr

続いてPMA-SX11ですが出力段には微小領域から大電流領域までのリニアリティに優れ、大電流を流すことができるUHC-MOS( Ultra High Current MOS ) FETをシングルプッシュプルで用いるシンプルな回路を採用。

トランスには砂型アルミ鋳物のケースに特殊樹脂を充填して電源トランスから発生する振動を排除、また入念な磁気シールドによって漏洩磁束に起因する筐体内のノイズを抑制しクリーンな電源供給を行っています。

重心が低くしっかりと低域をコントロールする事によって中域~高域に滲みを与えず音像がくっきりと浮かび上がってきます。

El_pmasx11_jp_sp_fr

DCD-SX1では、ドライブ・メカニズムを支えるアルミ砂型鋳物ベースでしっかりと振動対策を行い上部のアルミブロックと下部のステンレス・クランパーで銅メッキスチールプレートをサンドイッチしたハイブリッド・メカリッドを採用。

D/AコンバーターはL/Rチャンネルそれぞれに専用のDACを搭載し、HOT、COLDそれぞれを差動出力するモノモードで使用しています。DACの電流出力を受けるI/V(電流/電圧)変換回路とポストフィルター回路はフルバランス構成を採用。

フラッグシップ機にふさわしい解像度とエネルギー感を兼ね備え、音色の質感もリッチで優雅な音を聴かせてくれます。

El_dcdsx1_jp_sp_fr

PMA-SX1は全段バランス構成となっていて、BTL接続により出力を得ています。スピーカーのプラス、マイナス両端子をパワーアンプの出力段により直接駆動するため高いドライブ能力を発揮しています。

また砂型アルミ鋳物のケースに特殊樹脂を充填して電源トランスから発生する振動を排除、また入念な磁気シールドによって漏洩磁束に起因する筐体内のノイズを抑制しクリーンな電源供給を行っています。

フォノイコライザーには3個並列接続されたデュアルFET差動入力回路のヘッドアンプを備えたCR型イコライザー回路を搭載。

フラッグシップらしい物量投資をしており艶やかながら滲みの無い空間表現を表現しクリーンですがエネルギッシュなサウンドに仕上がっています。

El_pmasx1_jp_sp_fr

SX1,SX11共に価格に見合ったクオリティを兼ね備えており選択に悩まれる事でしょうがこの試聴会に参加して頂ければ、何かヒントを得られるかも知れません。

まだお席に余裕がございますのでご参加お待ちしておりますm(_ _)m

2015年9月 6日 (日)

【USED&OUTLET本店】映画&音楽 二刀流 ボイス・オブ・ザ・シアター ALTEC A7 襲来 !!

Tsushima_0713_1001ヴィンテージからハイエンドモデルまで アンプ、スピーカー、アナログ、その他故障品も買取りいたしておりますUSED&OUTLET本店 津嶋です。

今回は 映画鑑賞音楽鑑賞 どちらも高いレベルで再生する 超ド定番SP ALTEC A7 をご紹介させていただきます。

Dsc04770_3皆様ご存じのようにA7は、A1からA10まで10種のバリエーションがあり、ボイス・オブ・ザ・シアターと名付けられた声の再生に素晴らしい特質を持つ劇場用スピーカーシステムの1つで、中でもとりわけ1954年に発売されたA7A5と共に市場でその音質が高く評価され、同社の看板モデルの一つとして愛され続けている傑作スピーカーですね。

Dsc04772A7はロングセラーモデルです。細かく分けると30以上もの種類に分けられますが、今回入荷のA7は、昭和45年~47年(1970~72年)発売の、いわゆるA7-8と言われる、 低域が416-8A!!高域が807-8A+511B!!ネットワークがN801-8A!!エンクロージャーに825B!! を採用した、マニアの中でも人気の高いオールアルニコシステム!!でございます。しかも、今回入荷のA7は、肝心要のユニット、ネットワークに、換装、改造無しの、オリジナルものが入荷致しました!!。heart02  さらに再塗装ものが多い現在、今回入荷のA7塗装も当時のオリジナルでござる!!

Dsc04775こちら、オリジナルのシール!! ギザカッコヨス!!heart04  破れなくとってもきれいです!!heart02 しっかり左右一枚づつ付いています。

Dsc04785_3もちろん、エレクトリの正規品です。

Dsc04840A7と聞いてまず、劇場用スピーカーですし、大開口部を持ったオールホーンシステムですので、その大きさを気になさる方が多くいらっしゃいますが、実際はそれほどでもありません。外形寸法W770×H1,070×D610mmと以外にコンパクト。

A7が一般家庭で受け入れられたのは、劇場用でありながら、4畳半、6畳間でも収まるこのコンパクトさにあると思います。重量はデータが残っていませんが前後のモデルで60kg程ですので、おそらくそのくらい。約10kgの上部ホーン+ドライバーを外せば50kg前後。こんな感じで2人で軽々です。

Dsc04837_3左に写ってる太いのが私でございます。

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そろそろ中が気になりますよね。さっそく中を開けてみまスたheart04

Dsc04778 ネットワークの付いた上部の裏蓋を外します。

Dsc04779 どんっ、ユニット単体でも高額取引される416-8A807-8Aが無造作に並んでおります。実はここからが大変です。ヴィンテージの扱いは経験と目が必要です。特にTANNOY、ALTEC、JBLの古めのものは、中身のユニット、ネットワークが、型番違い換装、改造等、オリジナルから変更が施されているものがとっても多いので、音のチェックだけでなく、中身をひとつひとつ検品しなければなりません。

Dsc04791 また、忘れてはならないのがお掃除!!heart04 同時進行で行っています。

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まず、ウーハーの416-8A!!

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Dsc04802 外径寸法 381cmx178cm 7.9kg  8Ω!!  能率102dB!! 再生周波数帯域20~16KHz  クロス800Hz  泣く子も黙る アルテックオリジナル15インチアルニコモデルでござる!!heart04 能率102dBとは如何にもヴィンテージものらしい値ですよね。

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Dsc04800気になる状態ですがコーンにシミはあるものの、エッジも含め痛みはなく、状態まずまず!!。やっぱり、アルテックギャザードエッジは丈夫ですよね。ビスコロイドのタレもなくきれいな状態を保っております。

Dsc04796_2御覧のようにダンパーの沈み込みもほとんどなく、これならボイスコイルを擦るなんてことも、暫くはなさそうです。

さて、気になるドライバーですが、

Dsc04764 インピーダンス8Ω 能率108dB!!再生周波数帯域800~20KHz  クロス800Hz オールアルニコの中高域 807-8A!!  カワユス!!heart04  こんな小さな可愛いドライバーでも511Bとの組み合わせ、ホーン効果で、爽快な鳴りっぷりを楽しめます。金属部分にサビはありますが、状態まずまず!!

Dsc04750

Dsc04751慎重に分解します。

Dsc04754 ダイヤフラムの裏側です。

こちらが表側です。ご覧くださいませ。

Dsc0475670年代初期発売のモデルとは思えない、とってもきれいなキラキラダイヤフラムです。少し輝きが鈍い感じがしますが、このダイヤフラムはポリイミドフィルムとアルミ合金を結合したシンビオティックダイヤフラムを採用。実はシンビオティックの特性上高域の伸びは頭打ちで、物足りなさを感じることもありますが、この刺激感の少ない柔らかな高域は、A7声の帯域に特化した中域重視の設計にとっても合っていると思います。声の再現性に優れた、ボイス・オブ・ザ・シアターと言われるA7設計上の秘訣の一端はここにあるようです。また、ボイスコイルにはフラットアルミリボンを用いたエッジワイズ巻ボイスコイルを採用しています。

そしてホーンはこちら、 

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Dsc04759指向性:水平・90°垂直・40° 2.5cmスロートの、この形のイヤリングがあったら欲しいアルテックホーンを代表する511B!! ギザカッコヨス!!  811Bより一回り大型の超ド定番の1インチ用4セクトラルホーンです。サビはありますが、ひび割れ、鳴きもなく状態まずまずです。

ネットワークはこちらも定番のN801-8A!!

Dsc04705

Dsc04707_2 残念ながらネットワークのみNG。コンデンサがぶっ飛んでいました。チェック時にすぐそれと分かるコンデンサ不良を感じました。念のためチェック用のネットワークを介してユニットを単体でチェックするとユニット自体、音は完璧!!  悪さをするのはこの子だけでした。

Dsc04711 2wayですので、構造はいたって簡素。茶色の紙巻の物体はコイル。右側の金属はアッテネーター抵抗です。そして、

Dsc04712 この悪さをするコンデンサを

プロの方にお願いして、店内にて

Dsc04733_2シャキーン!高価な 10 マイクロF 米国製  VISHAY に左右とも交換。

Dsc04736 この▼マークVISHAY 高価なのは玉に瑕ですが、音質はとっても素晴らしいです。

ちなみに、コンデンサ交換時の、

Dsc04075_2

Dsc04077ハンダはご存じ! プロ御用達のケスター44!!

さて、メンテナンス後の試聴は、これと決めていまスたheart04

41z1ck1mfql2A7と同時代1973年発表の、鈴木勲の大傑作アルバム「BLOW UP」

51yprfy9mwl_sx355_1_2カーペンターズの「Singles 1969-1981」で行いました。

Dsc04739メンテナンスで完全に蘇ったA7!! コンデンサの交換をしたばかりですので、音はまだやや堅めですが、これはスゴイ!!heart04heart04エンクロージャーの豊かな響き、上下ホーンの吹け上がるような鳴りっぷりにもうメロメロ!!heart02heart02  鈴木勲のベースの胴鳴りの伸びが気持ちがイイ!! ややもするとタッチが刺激的すぎるピアノはしっとり柔らかく響きます。また、さすがに声が凄い!! カレン・カーペンターの声の生々しさが尋常ではない!! ボイス・オブ・ザ・シアターの面目躍如!!さすが、ALTEC!!  これぞ、ヴィンテージスピーカー!!  やっぱり好みの音!!heart04heart04


USEDOUTLET本店ではこの ALTEC A7を販売決定! 是非、ご利用くださいませ。

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